現在『空き家』が大きな問題になっていますね。これを『地域資源』として生かす改修をする世田谷区のモデル事業がキラリ
光っていたのでご紹介します。
平成20年時点で。。。住宅ストック数約5760万戸
うち居住者のいない住宅799万戸
うち空き家757万戸≪空き家率13.1%≫
うち賃貸住宅空き家413万戸<空き家率18.8%>
世田谷区はこのほど「世田谷区らしい空き家等地域貢献活用モデル事業」を決定した。
同区は、住宅地として人気や地価水準がほかのエリアと比べて高い地域でもあるため『空き家は地域資源』と位置付け、その活用方法の普及・促進を図ることを目的に今回の事業をスタートした。
改修工事や価格・消耗品の購入のための初期費用として、最大200万円を助成する事業3件を募ったものだ。
戸建て住宅、共同住宅、そして住宅の空き部屋の一部も対象とし、トータル5件の中から「地域交流」と軸に選定した。
①共同住宅3LDKを利用
親や子供、恋人などと死別・離別した人の「心のケア」を行う情報拠点として。
喪失感による悲しみや生きることの意味について考え、語り合い学び合うスペース
②戸建て住宅の空き部屋(91㎡)を活用
「地域におけるコミュニケーション、価値の共有と交換のきっかけを生み出す中心としての機能」
地域の様々な人が集い勾留するスペース
貸切以外は個人のプライベートな作業スペースとして自由に活用できることも特徴
③駅遠で空室も目立つ2階建て木造賃貸アパートの空室3部屋全1階部分を改修
高齢者向けのデイサービス
認知症の人でも家族と一緒に集えるカフェスペースを併設
世田谷区では7月から「オーナー向け相談窓口」を設けて、地域貢献をテーマに空きスペースをどのように活用できるか共に考える。(住宅新報平成25年11月12日号より)
次年度も引き続き「空き家活用モデル」事業を展開できるように予算要求している段階だそう。
大変興味深く素晴らしい取り組みだと感じました。引き続き、よいアイデアが生まれ具現化されていくことを願い、レポートしていきます。
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