久々のあすなろ文芸部活動でした
社員総出で文化を愛でて共有し、心を豊かにしよう！というわが社特有の活動です。
美輪明宏主演のお芝居
黒蜥蜴を観に行ってきました！
妖艶で眩い美輪さんに全く引けを取っていなかった明智役・木村彰吾さん！その凛々しい存在感はとてもよかったです。
原作は江戸川乱歩ですが、三島由紀夫の美学が炸裂する脚本がとにかく美しかったです。
最高に美しいままでの終焉・・・デカダンな虚無にまみれた女盗賊・黒蜥蜴のふるまいも秘めた奥には深い愛情が・・・愛のカタチに正解はない。頽廃的で耽美的。
心に響き続ける三島的レトリックの世界は、心を震わせ豊かにしてくれました。
終始輝くも漆黒の衣装をまとって美貌をギラギラさせていた黒蜥蜴…ラストシーンにあるドレスに包まれ出てきた時は息を飲みました。
気づけば涙ぐんで手を合わせてしまっていたエンディング。。。
人間年齢７７歳で3時間の舞台を演じ切る美輪さんのエネルギーにも感服！
生の美輪明宏のパワーは本当にすごい！！
幕が降りる頃には会場のほとんどがスタンディングオベーションでした。
←会場で買ったフランス人が監督した美輪さんのドキュメンタリーDVD。
美輪さんの作品に触れると審美眼を磨けるように思い嬉しくなります。
秋のロマンティック音楽会もぜひ行きたい☆
トークと深いメッセージを交えて、2012年紅白歌合戦では世を席巻した魂の歌声を聴ける音楽会。
お芝居とは違ってまたとても素晴らしいんです
こんなにもありがたい気持ちになる芸術は、今のところ他にない！ですから。
◇レポート：スタッフFUJIWARA 2013.4.24＠ル テアトル銀座にて鑑賞
あすなろの杜ワークス