今日、外は春の嵐…桜が咲くと毎度おなじみですが、それに耐えてみんなを笑顔満開に喜ばせる
桜の花の強さに元気もらいます
さて、今日は実務であった住宅ローン相談者さんの実例をご紹介します。
住宅ローンについて質問です。
フラット35Sか某都市銀行の変動利率の住宅ローンのどちらかにしようか迷っています。
変動利率は将来、金利が上がったらトータルで損しそうな、ギャンブル的なイメージがありますが…
某住宅メーカーのローンアドバイザーは「フラット35は審査がなかなか下りない人の為の機関であって、変動利率のほうが、お得」だといいます。
しかも「金利が上がったら固定にも切り替えられるし、マメに金利をみるのが億劫でない人でなければ、まず固定よりお得。」だといいますが本当でしょうか?
それが本当なら固定金利にする人なんかいない気がするのですが。。。簡単に変動から固定に切替とかってできるものなのでしょうか?
通常の銀行では,変動から固定への切り替えはいつでもできますし、手続きをするだけなので難しくはありません。
ただ,金利が上がってきたら固定に変えればいい…というのは甘い考えです。
変動金利が上がるときは,固定金利も上がりますので変動金利が上がってきたと思ったときは、固定金利はその金利より更に高くなっているでしょう。つまり実質的に切り替えは難しいと思います。
金利があまりあがらなければ変動金利の方がお得ですが、急激な金利上昇などあれば,フラット35の方が得かもしれません。
最近は、株、債券、円の3つが同時に大暴落してハイパーインフレの状態にいつなってもおかしくない、と発言するトレーダーもいます。<リンク:参考記事CREA2月号yahoo >
もしそうなれば、日本国債利回りが上がり(国際的にみて国債の価値が下がる)長期金利は上がり(残存期間が10年に最も近い国債の金利が日本では代表的な長期金利)住宅ローン金利も上がると言われています。
どっちが得かは予想でしかないので、借入れる方の最終判断にゆだねられますが、まずは『変動金利で金利が上がったときどうなるか? 固定金利で30年借りて途中で繰り上げ返済するとどうなるか?』など何パターンかシミュレーションしてみてください。
ネットで「ローンシュミレーション」と検索すれば使いやすい無料シュミレーショツールがみつかりますよ。
お読みいただきありがとうございました。
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