ソーイング・ビー8 6回戦 リメイク
6回戦リメイクの課題は「幼児向けコスチュームを90分で作る」。テーマは動物、素材はビーチタオル。わたやフェルト、ボーンなどは自由に使ってオーケー。なんの動物かすぐに分かること、そして立体的に仕上げるのがポイントです。型紙の課題とはうって変わって全員かなり良い出来でした。1位 自然と歴史大好き女子パシャ黄緑色のワニ。身頃はポンチョ風のワンピースでフード付き。背中に緑色のトゲトゲと太い尻尾。フードの上に乗せたワニの頭が最高傑作。たっぷりとわたを詰めて立体感抜群。愛敬のある目玉、大きく開けた口に仕込んだ赤いフェルト、白いトゲトゲの歯など、顔の造形がお見事。リメイク作品なのに優秀作品候補となった秀逸な仕上がり。2位 コピーライターのアレックスオレンジとベージュの2色のタオルだけで作ったライオン。他に使用したのは肩のボタンだけ。身頃はオレンジのツナギ、お腹に丸くベージュを張り付けているのが子供らしい。頭にはオレンジとベージュの長方形の飾りをカチューシャのように被せてたてがみに見立てた。コルセット用のボーンを仕込んでいるのでしっかりと立っている。尻尾にもボーンを入れて硬く仕上げ、手抜かりなし。目鼻を一切作っていないのにライオンとすぐ分かる素晴らしい出来。3位 フリルが苦手なエルサ白黒のダルメシアン。こちらも目鼻を一切作らず。全身を覆うようなツナギ風の身頃と、大きく垂れた耳を付けたフード。耳の中が丸いピンク色でかわいらしい。顎に赤い首輪、左手には赤いリード。右手にはおいしそうな茶色い骨を持っている。細部にまでこだわった良い作品。4位 パフスリーブ好きのスージーほとんど白で作った白鳥。ビョークの白鳥ドレスをイメージ。(ビョークがダンサーインザダークのアカデミー賞授賞式で着用し、賛否両論を巻き起こしたドレス。白鳥の首が襟巻のようになっている。実はドレスに見せかけた全身タイツだそうな。)身頃に白い羽、ウエストに白いボンボンテープ、ぷっくり膨らんだ白いスカート。長い首を背中に這わせ、顎ひもで結んだ頭には黒い目と黄色いくちばし。顔の作りが雑なのでなんだか酔っ払った白鳥に見えるのはご愛敬。足元にはオレンジの水かきも作った。水かきを足首に白いリボンで結んでいるのがかわいい。5位 ドラァグクィーンのルーク紫、青、水色を駆使した魚。前は短く後ろが長いポンチョ風の身頃は首元にスナップボタン付き。裾にはブルーのスパンコールをフリンジとして垂らす。大きな目玉が付いたフード。片手にケチャップがかかったポテト入りのバッグを持っている。イギリスの有名な「フィッシュアンドチップス」をイメージしているのでしょうね。悪くない出来でした。6位 補助教員のマーカスカエルのコスチューム。青いポンチョ風の身頃に緑のフード。フードの上にボタンで作った目玉。目玉に詰めたわたが足りなかったようで、片目が倒れている。少々立体感不足。7位 DJのジョージー蝶々のコスチューム。背中のピンクの大きな羽は上出来。わたをパンパンに詰め、ボーンを仕込んでとても立体的。ただ身頃は肩ひも付きの黄色のワンピースで、これが簡素過ぎてちょっと残念。