ご心配をおかけいたしました。

あすなろ学園は子どもたち・職員共に皆無事です。

 

2024年の始まりと共に起きた地震から早17日が経ちました。

今回は、17年前に起きた能登半島地震より遥かに被害が大きいものでした。

皆、家や人、ペット、車、大切な物や思い出、そして今までの日常・・・様々なものを失い、身体や心に深い傷を負いました。

 

思い出したり、振り返ると辛くなるので、今きっと被災地の皆が今日できることをただひたすらにがんばって、たびたびの余震の恐怖に怯え、目の前のことに必死な中でも時々頭をよぎる不安を抱えながら、なんとか1日1日を過ごしているのではないでしょうか。

自分の生活した土地のあまりの変わりように、本当に現実に起きたことなのか、いつか夢から覚めないかと願っては、やはり現実なのだと何度も何度もショックを受けます。

 

けれど、本当にたくさんの方の力があり、道路や電気、水道、電話・ネット回線等のインフラ復旧が少しずつ進んでおります。

発災から10日程は電話もつながりにくい状態でした。

電気は約1週間程経ってから電源車が来て、地区の停電が解消されたのは10日目のことでした。

水道は町の上水は現在も復旧未定ですが、8日目くらいから学園の井戸水が少しずつ使用可能になりました。

周辺道路も、当初は金沢方面から来る際にも迂回路があちこちあったのですが、だいぶ減り、驚くほどのスピードで復旧されています。

 

物資を届けて下さる方、困りごとを聞きに訪ねて下さる警察の方や保健師の方、いつもお世話になっている水道やガス業者の方、電力会社の方、大量のごみを回収に来て下さる業者の方、携帯電話会社の方、寄付のお申し出を下さる方・・・全国各地から本当にたくさんの方が来て下さっては「大変だと思いますが、がんばってください」と声をかけていただき、本当に何度「ありがとうございます」と言っても足りないくらいに感謝でいっぱいです。

 

学園は建物や機器の損傷もあり、地面や壁などの亀裂は日に日に広がっており、子どもたちが安心して生活できるよう、今後の修繕のことも考えていかなければなりません。

ですが、本当に長い長い戦いですね・・・片付けや、今までの日常と違う生活、生活の中での不便さ、様々な変化にすでに身体も心も少し疲れてきました。

長期戦だから、皆時々自分自身を癒してあげられる時間を持ちながらいけるといいです。

 

また報告させていただきます。

 

【追記】

ホームページや電話を通じて寄付のお申し出を多くいただいております。

担当者の方から1つ1つお返事させていただきます。

ありがとうございます。