ある患者の心情 | 明日なろおじさんの闘病記のブログ

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2012年 1月 60歳過ぎたときに「多発性骨髄腫」と診断され九大病院で治療中。治療の記録として日記代わりにプログを始める。

ある病院の壁に書かれた落書きです。

最近この落書きが心地よく聞こえる。

 

大きな事を成し遂げるために、力を与えて欲しいと神に求めたのに

謙虚さを学ぶようにと、弱さを授かった。

より偉大なことができるようにと、健康を求めたのに

より良きことができるようにと、病弱を与えられた

幸せになろうとして、富を求めたのに

賢明であるようにと、貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして、成功を求めたのに

得意にならないようにと、失敗を授かった

人生を楽しもうと、たくさんのものを求めたのに

むしろ人生を味わうようにと、シンプルな生活を与えられた

求めたものは何一つと与えられなかったが

願いはすべて聞き届けられていた

私はあらゆる人の中で、最も豊かに祝福されていたのだ