歌舞伎観劇③ | 晴れるといいね♪

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雨女の私だけれど…
今日は雨でも
明日は、晴れたらいいね(^^)

明日が雨でも
明後日は、晴れたらいいね。

12月22日に新橋演舞場で上演中の「新作歌舞伎 流白浪燦星」を観劇してきました。
流白浪燦星🟰ルパン3世です。








ネタバレはあまり書きませんが、時は安土桃山時代、石川五右衛門がいる世界です。
舞台の最後で、秀吉に後継ぎ(秀頼)誕生の知らせがきます。

ルパンは片岡愛之助、五右衛門が尾上松也、次元大介が市川笑三郎、銭形警部が市川中車、峰不二子が市川笑也です。

舞台の初めからルパンと次元大介は、既に相棒ですが、五右衛門は、まだルパン達と仲間ではなく、途中でルパンと五右衛門は対決なんかしちゃいます。

「ルパン3世」の名台詞(『ふ~じこちゃ~ん』『ルパ~ン!逮捕だ!』など)が、多数登場しますし、タイトルも独特なタイプライター音付きです。
大体、歌舞伎にタイトル?って面白いです。
名台詞、目を瞑って聞くと、アニメの世界に引き込まれるようです。
特に愛之助演じるルパンは、本当に(アニメの)ルパンといった感じでした。
音楽も「ルパン3世」て使われている曲を和楽器を中心に和曲にアレンジされていて、素敵でした。

名台詞の他にも「働き方改革」「物価高騰」など、現代を思わせる台詞が多いですが、基本は古典歌舞伎。
随所に歌舞伎の決め事・演出が登場して、イヤホンガイドをレンタルしていたので、お勉強させていただきました。

ルパンと五右衛門の対決シーンは、本物の水を使った(本水というそうです)滝の中で行われ、迫力があり、圧巻でした。
水まみれになった衣装のまま、花道を引き上げる2人、花道に近い席だった私まで、水が飛んできました。

ルパンですから、狙うお宝は当然あります。
今回は国宝級の秘宝「卑弥呼の金印」
このお宝を巡り、ルパン得意の変装もあり、激しい奪い合いがありますが、それと同時に、五右衛門の切ない恋も描かれています。
テレビで知っていた尾上松也、歌舞伎では初めてでしたが、切なさが伝わってきて、キューンとなっちゃいました。
中車さん目当てで行った公演ですが(愛之助は夫婦揃って苦手)、松也さんが素敵でした😍