今日は全国訪問看護事業者協会の通常総会に行ってきました



日々の業務では、ご利用者さまの状況にあった個々のケアを
意識することが大事ですが、時には視点をあげて、国や組織の
偉い人達が、どういうことを考えているのか直接聞くことも必要
だと思います。

単に話を聞くだけじゃなく、聞いた話を踏まえて、「自分たちは
こういうことをやって行こう」と前に進んでいけたら理想的ですが。

さて今日の来賓、1人目は厚労省の局長さま。
・来年の介護報酬の改定で、介護保険制度の見直しを考えており、
「持続性の確保」と「地域包括ケアの推進」が2本柱とのこと。

2人目は医師会会長の横倉先生。
・今年の診療報酬改定は、国家財政が厳しい中での改定で、
色々大変だったとのこと。

3人目は看護協会の坂本会長で、
・訪問看護ステーションは、地域包括ケアの中心的な役割となり、
地域での看取りを増やしなさいと。

ということで、来賓の方々の挨拶を聞いた私が来年の介護報酬の
改定を勝手に予想すると、
①今後、厚労省が伸ばしたいと考える領域と、そうじゃない領域で
報酬面の格差が開いていく。伸ばしたくない領域の単価を下げる
方向で調整されるでしょう。
②訪看STは、見取りの件数や緊急訪問の実績で、報酬単価の
上乗せが付く。
という形になるんじゃないでしょうか。

世間からの期待にこたえるべく、マンパワーとのバランスを取って、
これからも頑張っていきたいと思った今日の総会でした。

 会場の日本医師会(大ホール)