【教員採用試験に役立つ】(かは分からない)経験者の独り言!第4弾✨
本日は「主体的に学習に取り組む態度(の評価)について🌎社会科編」
早速。
どんな時に生徒は「主体的に学習に取り組む✏️」のだろう?
ちょっと考えた結果…
◯楽しい時
・「できる」から楽しい。
・「分かる」から楽しい。
・「知的好奇心がくすぐられるから」楽しい
◯「分かるようになりたい」時
◯(成績のためなどに)「分かるようにならなきゃいけない」時
だから、「(自ら)調べる」
だから、「仲間の意見を聞き、取り入れる」
これができていれば「主体的に学習に取り組んでいる」として良いのではないだろうか。
評価方法としては、学級の人数にもよるが、1人1人の「授業内観察」は現実的に不可能に近いだろう。
よって、ワークシートの記述等によるもので評価をしていかなければならなくなる。
この際、気をつけなければならないポイントは、
「文章の上手さや、書き物の内容の良し悪しだけで評価をつけない」ということだろう。
それだと別の観点の評価になってしまうからだ。
また、文章や、内容の良し悪しを見はじめると、ある程度の国語能力が必要になり、「態度の評価」としては、公正な評価とはならない。(と考える)
見るべきは主体的に学習に取り組む「態度」なので、例えば
◯調べた情報を根拠として、自分の言葉で述べられているか
◯他者の意見を根拠として(あるいは、他者と比較して)自分の意見を、自分の言葉で述べられているか
というところを見る必要がある。
「文章が上手く書けているか」
とか
「内容が的を射た素晴らしいものであるか」
は関係なく…
「主体的に取り組もうとしていたのか」を見る。
これにルーブリックを用いて、例えば
調べた情報、他者の意見等を根拠として、自分の言葉で課題解決のための方法について述べることができている=A
調べた情報、他者の意見等を参考にしながら、自分の言葉で自分の意見をまとめることができている=B
Bに達していない=C
のように評価していく。
これなら評価をつける側も比較的評価しやすいのではないだろうか。
…さて。
評価をするだけが教員の仕事ではない。
「主体的に学習に取り組む態度の評価方法」について、各校において未だ様々な議論が交わされているところかと思うが、
(私の周辺だけかもしれないが)意外と見落としがちな点が「主体的に学習に取り組もうと「させる」授業改善もまた必要である」ということである。
そもそも、従来の授業スタイルに新しい観点、評価方法を当てはめようとすることは、非常に困難なことのように思える。
できることなら「主体的に学習に取り組みたくなる授業」を日々心がけていきたいものである。
社会科の授業において生命線になると思われるのが、やはり「発問」。
知的好奇心をくすぐる。
主体的にならざるを得ない、キラリと輝く洗練された1つの問い✨を、練って練って生み出していくことが、我々には求められていることのように思う。
その話は、またいつか。