鎌倉近代美術館 | あすもりのブログ

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思いつくまま、気の向くまま。










日本の近代美術に多大な貢献をした「鎌倉近代美術館」が今月いっぱいで閉館になる。

美術館は鶴岡八幡宮の敷地の一部に建っており、土地の貸借契約が3月末に満了となるため存続が難しくなってしまったのだ。

展示される作品はもちろんの事だが、美術館の建物自体も日本を代表する近代モダニズム建築として高い評価を得ている。

「何とか保存することができないか」との声が多数あがり、地元紙でもこの問題について長い間取り上げられていた。

家家家家家家家

1月末で閉館しちゃうんじゃ、これは見に行くしかないっしょ。

何事もそうだけれど、「終わってしまう」と聞くと「最後に一目でも…」とたくさん人が集まる。

「今までこんなに並んでいたのかな?」というくらい、チケット売り場には長蛇(ちょうだ)の列。

建物はやはり所々に古さが目立ち、「これを管理・維持していくのは、大変なことだな」と感じた。

国や地方公共団体のお金の使い方には「???」な所がたくさんあるので頼ることは難しい。

Facebookのマーク・ザッカ―バーグが多額の寄付をして話題になっているが、世界のお金持ちたちが本当に残していく価値があるものにお金を出してくれたらいいのに…

さらに言えば、これからの世界をになっていく子供たちのために、教育にこそ世の中のお金を使ってほしいものだとつねづね思っているんだけど。

空間を生きた。 ―「神奈川県立近代美術館 鎌倉」の建築1951-2016

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