ネットの破壊力 | あすもりのブログ

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朝日新聞で「マタニティーマーク」についていろいろな人の考えが載っているのを読んだんだ。

日本の通勤ラッシュの恐ろしい込みようね。ギューギュー詰めもいいところ。こんな中で妊婦さんのお腹の中の大事な赤ちゃんが苦しい思いをするなんて、考えただけでかわいそう。

だけど妊婦さんに限らず、見た目は元気そうに見えても様々な事情を抱えた人たちもいるんだ。

妊婦さんに限定せず、様々な事情を抱える椅子に座りたい人達のために共通のマークを発行できたらいいのに…

ヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ

気になったのは、アンケート結果。

不妊治療をしている人や子供を持つことができない人達が「どや顔で妊娠しているアピールしないでよ!」

同じ女同士なのに「私達の時代はこんなマークなんかつけないでがんばってたのよ!」という年配者のやっかみ。

そうしたイヤ~な感じの意見がネット上で氾濫しているとマスコミが騒ぎ立て、なんだかそんな考え方を持った人たちが増えているかのような印象を与えられるのだが、複数回答で「イヤな顔をされた」「『席を譲ってほしいの?』などと嫌みなことを言われた」は、合わせて5.6%

「マタニティーマークは不要」という意見は1.6%だ。

アンケートの出所(でどころ)が育児情報誌の読者アンケートではあるけれど、もっと広範囲でアンケートを取ったとしても似たような結果になるんじゃないの?

人はまだまだ捨てたもんじゃないなぁと思うのだけど。

ヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ

つらい気持ちを持つことが悪い訳じゃない。私だって最初の子の死産から7年間子供ができず、「もう妊娠はできないんじゃないか?」とつらい気持ちで過ごしたことがあるから、そうした思いは痛いほどよくわかる。

だけど自分のつらい思いを「わかってよ! わかってよ!」と無制限に発信し続けるのもいかがなものか?

「かわいそうでしょ? よしよししてね」と言ったら、一度も会ったことのない心優しい人々が「よしよし」してくれるネットの世界だもんね。

つらいから誰かにかまってほしいんだろう。だけどそれは空(むな)しくはないかい?

いいことも悪いこともあるけれど、なんだかんだ言ってリアルの人間関係が一番じゃないのかな?と私は思うんだけどね。

ヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ

世界中誰でも閲覧可能のネットの世界で大きな声で主張し、マスコミがそれを取り上げるという行為がどれほど破壊力を持つのかを改めて認識させられた。

私達は、すぐにだまされる。「かわいそうに」と思ったり、「ひどいね!」と憤激(ふんげき)したり…

そうした気持ちは人としてとても大切な事なのだけれど、ちょっとまてよ? これは本当はどれほどのことなのかな? ネット上に氾濫する膨大(ぼうだい)な言葉や画像、動画たちから受ける印象と、リアルな関係から受ける印象はまったく違う場合も多いんだ。

そうした事をきちんと自覚しながらネットの世界とつきあっていった方がいいと思うんだよね。

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