皆さん こんばんは!
2016ミスユニバースジャパン大阪 奥田明日美ですニコニコ

クリスマスも過ぎ、いよいよ年末ムードですね!
皆さんは今年一年如何でしたか?


2016年は私にとって本当に大切な1年になりました。
意味のある、最高の年です。


出会う人も、経験も、どこをとっても非のない日々です。
きっと後から思い返しても、ここに至るまでの努力なんて忘れて
ただただ甘く感じるのでしょう。


そうこうしているうちに、2017という新しい年がやってきます。


2月までは任期ですが、
やはり私は「2016ミス大阪」


自分の年が過ぎていくのは少し寂しく感じます。


さて、新年といえば、初詣ですね。
屋台ではクレープだったり、くじ引きだったり、フライドポテトだったり
小さい頃に惹かれたものがたくさんあります。


中でも、綿あめは特別でした。
可愛いキャラクターや、カッコいい戦隊モノの絵が描かれた袋に
白くてふかふかした魅力的な食べ物が詰め込まれています。


子供心に、いつも憧れていました。
言えば買ってもらえたのだろうけど、どうせすぐになくなるし
中身がなくなったらあんなに心惹かれた可愛い袋がいきなり安っぽくなる現実を私は知っていました。(どんだけ冷めた子供やねん)


だからずっと憧れのままにしていたし
手に入れようとは思わなかった。


中身がないと外見や見てくれが安っぽく見えるというのは人間も同じことで、
知りすぎてしまうと味気がなくなる人は、文字通り「ツマラナイ」のですね。


中身のある人になれるよう頑張ります。




少し話は戻りますが、綿あめにはちょっとした思い出があります。


まだ保育園に通っていた頃、たしか3歳や4歳の頃だと思うのですが
自宅のアパートの隣にある、通っていた保育園で学園祭のようなイベントが催されていました。

今にも降り出しそうな曇天だったのですが、いつもと違う保育園の雰囲気に小さい私はお構いなしに大はしゃぎ。


幼女アスミの目に留まったのが、機械の中で魔法のようにどこからともなく現れるもくもくとした白い雲のような何か。


綿あめでした。


それを美味しそうに食べる他の保育園児たち!!


すっかり虜になった私は、さっそく母におねだりしました。
3兄弟もいて、なかなかおねだりした物の全ては買い与えてもらえないけれど
その時ばかりは3人とも買ってもらえたのを覚えています。お祭りだもの!


ただ、保育園の学園祭だったのでキャラクターの袋はおろか
ビニール袋にも入れず、割り箸に綿あめがくっついた状態でお持ち帰りでした。


しかし目新しいものを買ってもらった幼女アスミのテンションはMAX。


しかし冷静さも失わず、ちょっとずつ食べる事に。


そうこうしていると、曇天だった天気が見る間に雨へと変わってしまうではありませんか。


運動場から屋内へ一気に人が流れ込みましたが、機転の利く母の提案で
走って家まで帰ろう!という事になりました。


保育園から自宅のマンションまではほんの徒歩数十秒。
とはいえ、まだ幼い私は母におんぶしてもらうことに。
兄は母の併走。
弟はどこにいたのか思い出せません。笑


買ってもらったばかりの綿あめを持った手は、おんぶしてもらうため母の首元へぐる
りと回すことになります。
視界は母の後頭部のみ。


ふと横を見ると、いつもと違う高さ、景色に、
子供の足では出せない大人のスピードで、風景がびゅんびゅん変わっていきました。
雨が降っていることも忘れるくらい、あっという間に自宅のアパートに到着。


「ついたよー」との声でおんぶを解除されて地上に降り立ってみると

そこには信じられない光景が!!!!!


































え、、、、、、







綿あめが…





ない?!!!



さっきまでふわふわと綿あめがついていた割り箸が、丸裸になっているではありませんか。



人生で
(たぶん)初めて自分の目を疑った瞬間です。



え?!!さっきまであったやん!!

おんぶをしてもらい、母の首に手を回したことで
自分の手に持っていた割り箸が見えなくなっていたのです。
そして自宅に帰るまでの間に綿あめがなくなっている、、、、


おかあさーん!!!!
綿あめなくなっちゃったー;;(本気の涙)


なんなら人生で初めて母にさえ猜疑心を抱いた娘ですが、
いや、そんなことはないと、わずか4歳ほどの娘の綿あめを食べるような人ではない
と、思い直しました。


母「あすちゃん、雨で溶けちゃったんだねぇ」

幼女アスミ「?!」


今でこそ雨で綿あめが溶けるのは理解できますが、当時の私には想定の範囲外もええとこでした。

25歳になった今でも悔やまれる一生の不覚。
あまりにも号泣していたので、「買い直して来ようか?」と言われたのですが
私は最初に買ってもらったあの綿あめが食べたくて、特別なもので、たとえ買い直してもらってもそれはまた別の意味を持つのだと幼心に思っていました。(えらい哲学的)


2歳上のお兄ちゃんは 俺はもう食べてたから溶けなかったぜ といわんばかりにドヤ顔していたのを今でも思い出せます。(チッ←



一度過ぎたものは2度目などないのです。
人生で最初の綿あめは、甘いだけではなく、苦い思い出になりました。(ムダにうまい)


さて、2016年もあと僅か。
ミスの任期もあと2か月を切っています。

2016年は私にとって本当に大切な1年になりました。
意味のある、最高の年です。

出会う人も、経験も、どこをとっても非のない日々。
きっと後から思い返しても、ここに至るまでの努力なんて忘れて
ただただ甘く感じるのでしょう。

そうこうしているうちに、2017という新しい年がやってきます。
2月までは任期ですが、やはり私は「2016ミス大阪」


どんどん自分の年が過ぎていくのは少し寂しく感じます。



でも、大人になった私はもう大丈夫。


色んな仲間に出会えたし、色々な経験をして
ただただ1日が知らない間に過ぎていくわけではありません。



今度の、この2016ミス大阪という甘い甘い綿あめが



少しずつなくなっていくのは、




ちゃんと、一口ずつ、自分で食べているからなのでしょう。