今起きている事を素直に楽しむ
人は何のために生きているのか考えるようになったのですが、自分の子供を見ていてその答えは分かりました。
それは将来への不安や過去の出来事に囚われず今を楽しむと言うこと。
人間は生きていると沢山の知識や経験を積んで色々な事を考えるようになりますが、それは得てして成長して居るようで自分の人生の足かせになっているようです。
そして自分にとって不幸な経験はトラウマとなって足かせに繋がったオモリの重量を増やしていくのです。
ですが、本来人は今起きていることしか体験できません。
過去に起きた事を記憶の中で追体験は出来ますが実際に起きている事として感じる事は出来ませんし、未来に起こることを想像は出来ますが今体験することはできないのです。
このことから、人生を楽しむには今起きている出来事に集中して感じ、その体験を味わう事が人生を楽しむ事に繋がるのでは無いかと考えます。
それはまさに、子供が今を全力で楽しんで遊んでいるかのように味わうのです。
そもそも味わうという感覚が既に全力で楽しんでいることに反するような気もするのですが、何も考えず楽しむ感覚を忘れてしまった大人にはまず全力で楽しむ感覚を思い出す必要があります。
幸福とは幸福を問題にしない時をいう
(芥川龍之介の名言より)
初めは幸福を意識して感じる事もあっていいと思いますが、幸福とは感じているときは感じていると思っていないので、後から思い出してあの時は幸福だったなと感じられれば良いのではないでしょうか。
だれでも幸福を感じています。
だから自分は幸福では無いと考えること自体がもしかしたら意味の無い事なのかも知れません。
それでも考えてしまうのは幸福がその瞬間に感じる事の出来ないものだからなのではないでしょうか。
または幸福だったと感じているその時間こそが幸福なのかも知れません。
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