APF通信社代表の山路徹氏がミャンマーで拘束される
(NHKニュース 11月7日 19時21分) http://bit.ly/aG1auh
ミャンマーの総選挙で、軍事政権が、外国人記者による国内での取材を拒否するなか、ミャンマー東部のタイとの国境の町で、日本人のジャーナリスト1人が警察に身柄を拘束されました。
ミャンマーの日本大使館などによりますと、拘束されたのは、東京に本社がある「APF通信社」の代表を務める山路徹さん(49)です。山路さんは現地時間の7日午前、ミャンマー東部にあるタイとの国境の町ミャワディーの市内にいたところ、不法に入国した疑いで警察に身柄を拘束されたということです。山路さんは、タイ側から国境の川を渡ってミャンマーに入国し、投票所となっている学校の前で写真撮影をしていたところ拘束されたという情報もあり、日本大使館で、当時の状況などについて情報の収集を進めています。ミャンマーの軍事政権は、今回の選挙で国際監視団の受け入れを拒否したうえ、外国人の記者によるミャンマー国内での直接取材を禁止していました。山路さんが代表を務めるAPF通信社は、東京・赤坂に本社があり、日本国内や海外での取材や映像の配信を行うニュースのプロダクション会社です。APF通信社では3年前に、契約記者だった長井健司さんがミャンマーのヤンゴンで、デモの取材中に撃たれて死亡しました。APF通信社は、7日夜、文書でコメントを発表し、「山路さんとはきょうの午前中から連絡がとだえており、拘束されたのが本人かどうか現在調査中だ」としています。