食器棚(大きい方)に手を伸ばして開けた瞬間・・・。
ブワ
『』
『』
あききち「おぇぇぇぇぇぇ」
扉をあけ放った瞬間、本当に一瞬でいきなりこみ上げた吐き気に急いでシンクに走りました
なんとか間に合ってひとしきり吐いたんだけど、私の後を追うように漂い来る臭いに嗚咽と涙が止まらない・・・
『な・・・なに』
『何が起きたん』
気分的には毒ガステロにあったくらいの衝撃でした
ただ、扉を開けた瞬間にブワッと来た臭いに目の前が真っ白になり、真っ暗になり、視界には一気涙があふれ出てたのでこの時まだ中は見てませんでした
とにかく臭いの根源を確認するためには再度食器棚に向かわねばならないのに、どうしても吐き気と唾液が止まらないので、口にビニール袋あてがったまま窓を開けに行き、窓を開けたのはいいんですが、それでもまだまだ臭い・・・
換気扇も最強にし、窓を開け放っても全然緩和されない臭いを絶つため、どうにか食器棚に近づこうとしても、もう、1歩歩くごとに唾液と涙があふれて来てました・・・
もう、本当に何の臭いかわからない、でも何かの腐敗臭だと言う事だけはわかるんです・・・。
腐敗臭とアンモニア臭とさらに食器棚独特の香りが混ざった得も言われぬ臭い・・・。
あききち「お・・・おえ・・・。グブ・・・。」
生唾があふれ、嗚咽を繰り返しながらなんとか前に進んで食器棚付近に到着しました
でも、そこから足が止まるんです・・・。
『あ・・・かん・・・。』
『どうしても進まれん・・・』
もうね、生命の危機を感じてるかのように足が前に進まない
そうは思っても、このまま開けてたら地獄の時間は終わらないんです
なんとかジリジリと進みつつ手に取ってたビニール手袋を履き、やっとの思いで食器棚へ到着しました・・・。
『何の臭いなんよ』
そして意を決して臭いの発生源を見ると・・・。
まっ茶黒のドロッとしてさらっとしてる部分もある液体でした
※いや『まっ茶黒』とか『ドロとしてさらっとしてる液体』とか、表現が全然わからないし、日本語としておかしいのは理解してますが、そうとしか表現できないんです
怖くて触りたくないけど、触らないと終わらない・・・。
またあのデンジャラス電子レンジの恐怖が再訪で、本当にめげちゃいそうなあきちゃんでした
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