そして、その時におばぁの老いをまた実感する出来事が・・・
『この位、あききちが書いたったら良かった・・・』
そう思ったのはおばぁが各文字を見た時・・・。
震えが止まらないらしく、おばぁの文字はミミズの這ったような文字になっていました
昔から年の割には可愛らしい文字を書いてたおばぁ・・・。
実はあききち、達筆なおじぃの文字も大好きでしたが、可愛らしいおばぁの文字が大好きでした・・・。
~子どもあききちとおばぁのお話~
あききち「おばぁの文字可愛くてあききち大好き」
あききち「あきちもおばぁみたいな字書けるようになる!」
そう伝えたら・・・。
おばぁ「えぇ・・・。あかんあかん、あききちはおばぁの文字なんて見んとおじぃの文字見て、おじぃに文字習って、キレイな文字書く練習せなあかんよ」
あききちのおじぃは文字は達筆で、絵も凄く上手で、本当に多彩な人でした。
でも、それをひけらかす事も、見せつけることも無く、ただただ趣味で習字したり水彩画を書いたりしてて、あききちの文字の汚さに、よくあききちの文字の指導もしてくれてました。
でも、あききち的にはおじぃの字はきれいだけど、書きたいのはどっちかと言うとおばぁの文字だったです。
昔から天然だったおばぁ、独自のこだわりも強くて、おばぁの本名はカタカナ表記のお名前なんですが、そのカタカナ表記が嫌いで、公式な書類以外はカタカナ+漢字の表記にしてました。
ミチコ→ミチ子・ハルコ→ハル子みたいな感じで、そのちょっとしたこだわりも可愛く感じて大好きでした。
病院なので全部カタカナ表記で書くのは当たり前なんですけど、それでもよぼよぼで、読めなくはないけど読みにくい字・・・。
『だから書くのが嫌だったんだ・・・。』
『この字を私に見せたくなかったんだ・・・。』
これまでおばぁに『買い物してきて欲しい物ない?』って聞いたら、すぐ『なんだったっけ?忘れてしもた』って言われて、『もう!買い物してきて欲しい物思いついたら、その場でメモに書いておいてや!』って言ってたのになかなか私の前では文字を書かなかったんです。
そして、たまに渡して来たメモの文字も少し震えてる文字でしたが、ここまでの震えではなく・・・。
『きっと何度も何度も書き直してたんや・・・。』
『私が読みやすいようにって・・・。』
『文字の衰えを見られるんが嫌で、きっとずっと何回も書き直してくれてたんや・・・』
そう思ったら、目の前が涙でにじんでしまいました。
『でも、ここで涙をこぼしたらおばぁが気にするから・・・。』
『絶対に涙は溢したらあかん。』
『悟られたらあかん・・・。』
そう思って、何とか堪えました・・・。
老いは誰にでも来るもの・・・。
でも、家族の・・・。
大切な人の老いを感じるのはやっぱり寂しく、そして、『家族はいつまでも元気でいてくれるわけじゃない』って、心の底から実感した日となりました・・・
※アメ限記事出てから申請増えてますが、申請の際にはコメントまたはメッセージで必ずお住いの地域をお知らせください。
身バレ防止の為にお聞きしてるので他用悪用は絶対に致しませんし、メッセージで送ってくださった方のお住いは許可させていただいた後はさっぱり忘れる脳みそ(要するにアホ)ですので、ご安心してお知らせください
↑実はあききちさん、文字コンプレックスです
字が汚くて、プレゼント企画の時に宛名書くのすら嫌になるレベル・・・。
プレゼントを送ってくださる方の多くがキレイな文字でお手紙同封してくださってて、お返事書こうと思うのに躊躇してます(笑)
時間が出来たらペン字とか習いたいなぁ・・・。
あ、でも、写真加工の時の字は特に汚いので、紙に書く時はあそこまでは汚くないです
※精一杯の言い訳www