まーくん『じぃさんが亡くなった。』

 

 

メールが届きました。

 

 

電話は迷惑になったらあかんなと思い、メールで返事しました。

 

 

あき『え、急やったね・・・。お悔やみ申し上げます。もし、私に出来る事あったらいつでも言うてね?』

 

 

ご愁傷様ですと書いて良いのかどうか迷って、無難な言葉を選びました。

 

 

そう伝えてたら、暫く時間がたってから電話がかかって来ました。

 

 

まーくん「じぃさんが亡くなってん・・・。」

 

 

あき「うん・・・。急な事で大変やったなぁ・・・。」

 

 

まーくん「・・・・・・。」

 

 

あき「もしまーくんが許してくれるなら、お手伝い行かせてもらおうかと思てるんやけど、どない?」

 

 

まーくん「え?なんで来んの?」

 

 

あき「・・・え?」

 

 

仮にも結婚話出てるお付き合いしてるんだから、お手伝いはともかく、ご葬儀に参列はすべきじゃないの?と思って聞き返しました。

 

 

あき「いや・・・。あの・・・、結婚話出てるの、まーくんの親族の方もご存じなんやろ?せやったらお手伝いはどうかわからんけど、ご葬儀に参列させてもらった方がええんじゃないかと思てたんやけど・・・。」

 

 

まーくん「え?葬儀に来る?なんで?」

 

 

あき「・・・え?」

 

 

まーくん「いや、まだ婚約もしてないし、妹もおるから来られても困るんやけど?」

 

 

『は?妹がおるから来られて困るって何?』

 

 

意味が分からなくて、頭の中にはクエスチョンマークがいっぱい浮かびました。

 

 

まーくん「うちの家族もショック受けてて、それどころや無いから来られても困るし。」

 

 

あき「・・・そっか・・・。うん、ほな参列はせんほうがええねんな?」

 

 

まーくん「いや、だから来る意味が分からんねんて」

 

 

『こりゃダメや、堂々巡りや・・・。』

 

 

そう思い、

 

 

あき「わかった、じゃあ、また落ち着いたら連絡してね。」

 

 

そう言って電話を切りました。

 

 

まーくんの言ってる事が分からずに混乱はしましたが、とにかく『来てほしくない』って気持ちだけは伝わってきましたので、ご葬儀に関してはスルーしようと決めました。

 

 

この『妹もおるから』の意味が分かるのは少し先の話でした・・・。

 

 

※アメンバーの申請に際し、お住まいの都道府県名と一言メッセージを添えて頂ければ幸いです。

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よろしくお願い致します。

 

 

 

 

↑葬儀の時のパンプス、今持ってるのがちょっと立ち続けるのしんどいから買い替えたいえーん