ハル「親父がな、『俺があきを選んだ理由がよぉ分かった』って言ってくれてん。」
照れ臭そうにハルに言われました。
あき「え？」
例の話し合いの時に結構キツイ事を言ったのでお義父さんにも嫌われてると思っていたのに、そう言われる意味が分からずポカンとなってしまいました。
ハル「親父・・・、『俺が選んだんがあきで良かった』って言ってくれてな、あきさえ嫌じゃなかったらこれからあきのこと『あきちゃん』って呼んでええか？って聞いておいて欲しいて言われてん。」
ハル「多分、あきと距離を縮めたいと思てくれてんねやと思う。ええって伝えてええやろ？」
あき「えぇに決まってるやん！」
ハル「そう言うやろと思て、その場でもう『ええて言うにきまってる』って言うたｗ」
ハル「親父だけでもあきを認めてくれて嬉しい。母親は・・・、どうなるかわからんけど、それでも俺はあきが望むなら説得続けるわ！」
あき「・・・ありがとう。」
ハル「俺こそありがと、俺・・・。父親の事・・・、なんやかんや言うても嫌いじゃないねん・・・。そりゃ父親のせいで・・・、あの女（父親の愛人）との事はあったけど、それでもどっかで嫌いになり切れてない自分は感じててん・・・。」
あき「そっか。」
ハル「あの女の事もずっと消化しきれてなかってんけど、あきに言われた言葉でスッと肩が軽くなった・・・。」
あき「あの件はハルに非はなんもない！前にも言うたけど、ハルが恥じるべきところはひとつもないし、ハルは汚れてなんかない。それだけは二度と忘れんといてな。」
ハル「うん。」
ハル「・・・俺、あの女とする時からずっと、避妊だけは欠かさんかったやん？」
あき「うん。」
ハル「これだけは感謝やねんけどな、あの女、避妊はちゃんとしてくれてん。」
あき「え？そうやったんや。」
ハル「せやからな、本当の意味での初めては・・・。あきとやなってこの前抱いた時に思った。」
ハル「そんな訳無いやん？って言われるかもしれんけど、アホみたいやけど、そう思てん。」
あき「アホみたいなんて思う訳がない。うちもハルをそのまま受け入れられて嬉しかったよ？」
ハルがそんな風に思ってくれたことが嬉しくて、本当にうれしすぎる位に嬉しくて・・・。
私がいる事でハルが喜んでくれる奇跡に感謝して、ハルがあの居酒屋で声をかけてくれた事に感謝して、そして、わざわざ酉吉まで出向いてくれたことに感謝して・・・。
なんだかわからないけどこの日はハルと思い出話をたくさんして、もちろん将来の話もたくさんして・・・。
新婚旅行にどこに行きたい？とか、結婚式は神前式？人前式？みたいな事とか、近い未来の話もたくさんして。
定年退職したらどっかで１カ月位のんびり２人だけで旅行したいとか、飼う動物は犬が良いとか猫が良いとか・・・。
本当にどうでもいい話も含めていっぱい話して・・・。
ハルが家族と向き合う事に積極的になってくれたことが本当にうれしいって事も伝えて。
『どうしてもだめなら切ったらいい』
そう言いつつも、私の家族を大切に思ってくれてるハルが自分の親と縁を切らなければいけないのはどうしても納得できなくて辛かった事も伝えて・・・。
あき「うちも一緒に頑張るから！ハル、これからも一緒に・・・、ずっと一緒におろうな。」
笑顔でハルに伝えて、ハルはそれを聞いて満足そうに頷きました。
この日は本当にのんびりと時が流れて、ただただ２人だけの空間を楽しんで、甘えて、甘えられて、笑いあって・・・。
キスして、抱きしめあって・・・。
お互いのぬくもりを感じて・・・。
ハルの腕の中のぬくもりが一生続くように願って・・・。
今思うとこの日は異常な位にひとつひとつお互いの事を確かめながら愛おしむような時間を過ごしていた気がします。
そして、この日が・・・。
ハルの笑顔を、・・・私がハルの顔を見た最期の日となりました・・・。
※アメンバーの申請に際し、お住まいの都道府県名と一言メッセージを添えて頂ければ幸いです。
身バレしそうな都道府県にお住まいの方のアメンバー申請はお断りする場合がございます。
よろしくお願い致します。
↑食べるバラの専門店『玖島ローズ』さんがものすごい気になってて、このチョコが特に気になってはいるんだけど、誰か食べたことある人いない？
昔近所にあったアイス屋さんに『ローズアイス』ってのがあって、めっちゃ美味しかったんだよねぇ・・・。
ローズアイスまた食べたいんだけど、どっかおすすめのお店ありませんかぁ？