全ての片づけが終わって、みー父に『常識の授業』を開催する事を心に決めたあききち・・・。
すると、応接間から声が聞こえてきていました。
みー母「だから、それがダメなのよ！」
みー父「なんでぇ？もう！意味が分からないよ！！」
『ん？みー母がなんか説教してる？』
あききち「片付け終わりましたぁ・・・。」
みー母「あ、終わったのね。」
『なにが「あ、終わったのね」じゃ！そこは素直にお疲れ様って言えや
』
心の中でそんな悪態をつきつつも、なんで言い合いしてるのか聞くことにしました。
あききち「なんかありました？なんか喧嘩されてるようでしたけど？」
まぁ、なんかありまくったんはわかってるんだけど、どこからどこまで説教かましてるのかわからなかったので、そのままわからないフリをして聞いてみました。
みー父「なんも問題ないのにみー母が怒って来るんだよ！」
『え？問題ないの？なんも問題ないの？この人（みー父）の頭の中どうなってんの？』
みー父「あ、問題と言えばスプーン位だったよね
」
『はぁ？それもお前が原因やん？』
あききち「あのね、みー父さん、仕出し屋さんに聞いたら『スプーンの入れている場所、みー父さんに言いました』って言われましたよ？」
みー母「は！？」
みー父「知らないよぉ、そんなの！」
あききち「お膳が届いた時、みー父さん庭に居たんですよね？仕出し屋さんに話しかけられませんでした？」
みー父「あ～、なんか言ってたから『はいはいお疲れ様ぁ』っては言ったけど、それ以外の話なんてしてないよ
」
それだよ
あききち「それですね
」
みー父「え？」
あききち「多分その時話しかけられた内容がそれだと思います」
みー父「そうなのぉ？知らないよぉ、内容なんて聞いてないんだから
」
じゃあ返事するんじゃねぇよ
あききち「あと、勤行の時の席順・・・。義妹に聞いたら義弟達を前に座らせたのお義父さんらしいですね」
みー父「そりゃそうでしょ！だって孫とひ孫だよ！？」
あききち「・・・孫とひ孫？じゃあ跡取り息子のみーちゃんはどういう扱いなんですかね？」
みー父「え？みーちゃん一緒に座ってたんじゃないの？」
それすら理解してなかったか
あききち「普通は跡取り以外はゲストの後列です。あと、義弟嫁とその子どもは最後列ですみー父・みー母・みーちゃんがお坊さんのすぐ後ろの上席に座るんです」
みー父「家族と親戚、身内しかいないんだから、そんなの厳格に考えないで大丈夫だよ
」
法事は普通身内（親戚は一応身内と考える）だけでするもんだよ
１周忌までは近所の人招く地域もあるけど、７回忌にもなったら身内しか呼ばねぇわ
あききち「あと、今までの法事、全般に言えるんですけど、どこの世界に嫁’ｓがお膳前に最初から座ってご飯を食べる法事があるんですか」
みー父「だって、みんな揃って食べた方が美味しいでしょ？」
あききち「あのね、普通は家族の女たちでお吸い物出したりお酒出したりお茶出したりお酌したり、様子見てお吸い物のおかわり聞いたりお酒の追加したり、引き物（お持たせ）やらの持ち帰っていただくものの準備したり、やる事山のようにあるんです。女は座ってのんびり笑いながら会食する時間なんて無いんです。」
みー父「だって、それはいつもあききちさんがしてるじゃない？」
誰もいないから仕方なくしてんだよ
あききち「あのね、誰もいないからしてるだけで、普通は座らさないんです。先にゲストと一緒に会食を始めて貰ってて、嫁はみんなが落ち着いてやっと席に就けるんです
」
みー父「ふーん。そうなんだぁ。大変だねぇ、あはは！」
何がおかしいんだよ
みー母「パパさん！笑い事じゃないのよ！もう！恥ずかしいったらありゃしない」
やっぱ嫌い・・・。
義家族の中でみー父が一番嫌い
もう話したくなくなったので２階に避難しました
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よろしくお願い致します。
↑夏は透け感の無いTシャツはありがたいアイテムですよね！
私もVネックを何枚か新調しようか考え中です！