大将「オーナー・・・。それはあかんやろ・・・」

 

 

オーナー「・・・だって・・・。こんな必死にハルちゃん求めるアオが可哀想で・・・、不憫で・・・。私はアオが可愛い!我が子のように可愛いんや・・・。せやから、ハルちゃんに助けを求めてしもてた・・・。そんでハルちゃんがアオの所に戻ってくれるから・・・。そんなにハルちゃんに負担かけてると思ってなかったんよ・・・。」

 

 

オーナーの声色には、本当にアオさんに対する深い愛情を感じました。

無償の愛って感じで、本当にアオさんを娘のように可愛がっているんだなって・・・。

 

 

 

アオさん「ハル・・・。ハル・・・。ちゃんと抱いて・・・。」

 

 

ハル「・・・アオ・・・これ以上触るなよ・・・。」

 

 

多分、アオさんがハルに触ってたんだと思いますが、どこをとか、どのくらい?ってのは判りませんでした。

 

 

ママさん「アオさん、落ち着こう?な?はい、これでも飲んで・・・。」

 

 

ママさんがアオさんを落ち着ける為に何かを渡したんでしょうけど、すぐにゴトンとテーブルにカップを置いた音が聞こえました。

 

 

 

アオさん「ハル、・・・なぁ、ハル・・・・・・」

 

 

オーナー「・・・アオ・・・。」

 

 

多分これなんでしょう・・・。

ハルがアオさんを見捨てられなかったの・・・。

子供みたいにハルを求めるところ・・・。

小さい子供が母親を求めるかのように・・・。

両手いっぱい伸ばしてるんかな?って想像が容易に出来る位に震えているような、か細い声でハルの名を呼び続けてました・・・。

 

 

アオさん「ハル・・・。」

 

 

ハル「抱き着くな・・・。」

 

 

大将「アオさん、それはあかん。俺らはあきちゃんサイドの人間やから、これ以上は止めさせてもらう。」

 

 

ハル「何をされても、どんなに縋られても、もう戻れん・・・。アオゴメン・・・。俺の気持ちはあきや・・・。あき以外いらん。あき以外に触れたいとも思わん。」

 

 

ハル「あきがくれた気持ち・・・。俺はその気持ちに誠実でありたい。」

 

 

ママさん「・・・アオさん、今は辛いかもしれんけど、時間が解決してくれるから・・・。な?」

 

 

アオさん「・・・わかった、じゃあ、あきさんには手を出さん。あきさんにはバレんようにちゃんとする。だからハルの2号にして・・・。」

 

 

ハル「だから~!俺はあきを裏切りたくないし、裏切らん!あきに言われへんことはせん!」

 

 

アオさん「じゃあ、2号にせんでええから、抱いてくれるだけでええから・・・」

 

 

ハル「ええ加減にしてくれ。俺がそんなん一番嫌いなんアオは知ってるはずやろ?」

 

 

ハルの大きい溜息が聞こえました。

 

 

オーナー「・・・ハルちゃん・・・。これもワガママなんわかってるけど、・・・お店だけ・・・。たまにでええから顔出してあげてくれへん?もちろん何もさせへん、関係も持たんでええ。・・・でも、顔だけ見られたら、アオも多少落ち着くと思うねん・・・。」

 

 

ママさん「オーナー・・・それは・・・。」

 

 

大将「そんなんしたら尚更辛いだけや・・・。きっぱり忘れた方がええ・・・。」

 

 

アオさん「ほな、うちがこの店通う!それならええやろ!?」

 

 

ハル「この店で俺とあき見ててどないすんねん・・・。そんなん見てたら辛なってあきに恨み持つだけやろ・・・。」

 

 

またハルの大きい溜息が聞こえました。

 

 

ハル「この先、俺は何をおいてもあきを守る。あきが『もうあんたなんか要らん』言うまで、俺からあきの傍を離れることはない」

 

 

アオさん「ほな、あの女に『ハル要らん』言わしたらええねんな!?」

 

 

『バンッ』

机か壁かわからないけど、何かを殴る音が聞こえました。

 

 

ハル「だから、あきに近づくなって言うてんねんむかっかかって来るなら俺にかかって来い!あきには絶対何もすんな!あきを傷つけるな!」

 

 

アオさん「だって、ハル・・・。愛してるんよ・・・。うちはハルだけおったら他には何も要らん・・・。店やって辞めてもええ。二度と外に行くな言うならちゃんと守る!もう二度と他の男に抱かれへん・・・。本当にハルだけでええねん・・・。でもあの女には友達やら家族やらなんやらかんやら・・・、いっぱい大切なものがあって、その大切なものの一つがハルなんやろ?」

 

 

ハル「だからなんや?」

 

 

アオさん「うちはハルだけ・・・。あんな女に負けへん・・・。」

 

 

ハル「あんな女てなんや?あきをあんな女呼ばわりすなむかっ

 

 

アオさん「ハルの身体にはうちがおるやん!うちの身体にかてハルがおる!」

 

 

ママさん「は?なにそれ???」

 

 

オーナー「・・・タトゥーの事です・・・。アオが無理言うてハルちゃんとお揃いのを一緒に彫ったんです・・・。」

 

 

大将「・・・・・アホが・・・。取り返しのつかん事して・・・。」

 

 

アオさん「なぁ、ハル・・・。ずっと一緒に居ろうなって・・・。ハルの羽根にはアオのA、アオの羽根にはハルのH・・・。ふたつ合わせて初めて飛べる・・・。せやろ・・・?」

 

 

ハルの右肩後ろには羽根のタトゥーが入ってました・・・。

Aの文字はこの時は見てなかったから、ただのファッションタトゥーだと思ってました・・・。

 

 

まさかこんな意味で彫ってるものだとは思ってなかった・・・。

 

 

ハル「今は彫った事後悔しとる・・・。あきを好きなだけ温泉にも連れてってやられへんからな・・・。」

 

 

ママさん「・・・アオさん・・・。ここまで言われても諦めれんのは愛かな?・・・意地やないん?自分はハルちゃん以外愛せへんって自分を縛ってるだけちゃうの?」

 

 

アオさん「違う!うちにはハル!ハルにはうち!!うちらはちゃんとつながってるんや!!!」

 

 

また号泣・・・。

 

 

オーナー「・・・アオ・・・。」

 

 

オーナー「・・・ハルちゃん・・・。アオと戻るんはどうしても無理なん・・・?それともあきさんと別れたら・・・可能性は・・・あるん・・・?」

 

 

ハル「ない。本当に申し訳ないけど、多分俺はこれ以上好きになれる女はおらんと思てる・・・。もしあきと終わったとしても、俺はよっぽど好きにならん限りは女は作られへんと思う・・・。そんで、そのよっぽど好きにってのは、・・・アオにはもう無理や・・・。もう疲れた・・・。これ以上は振り回されたくない・・・。」

 

 

オーナー「・・・そっか・・・。そこまでか・・・。今回は・・・そこまで本気なんやね・・・。」

 

 

ハル「今は俺がまだあきに相応しくなれてない・・・。せやから仕事も、生活も、なんもかもこれまで以上にまともにするつもりや。そして、全部に自信を持てたらあきの一生を俺のものにする。」

 

 

またアオさんの号泣が激しさを増しました。

 

 

アオさん「ハル!」

 

 

ガタガタガタってなんかの音が聞こえました。

 

 

ハル「・・・!なにすんねん!アホか!」

 

 

大将「ちょ!アオさんあかん!離れて!」

 

 

また抱き着かれたんだって思いました。

 

 

オーナー「・・・アオ・・・。諦め・・・。もうハルの気持ちは戻って来ん・・・。あんたには良い人出来るように私が責任もって探すから・・・。な?」

 

 

アオさん「イヤー!!!」

 

 

悲痛な叫び声でした。

 

 

ハル「アオ、頼むから幸せになってくれ・・・。自分の足で歩いてくれ・・・。俺はもうお前を支えてやれん。俺の気持ちはもうそこにはないから・・・。」

 

 

ハル「ほんまゴメン・・・。もう、頼むから終わらせてくれ・・・。あきが待ってんねん・・・。ずっと不安な思いさせてんねん・・・。」

 

 

オーナー「・・・ハル・・・。これ以上は・・・。アオは説得する・・・。責任もって説得するから・・・。これ以上アオの前で・・・(多分あきの名前出さんとってって言いたい感じ)・・・な・・・?」

 

 

ハル「オーナー、・・・アオを頼みます。俺はもう何もしてやれん。店にも行きません。この店にアオが来るなら、俺らはもうアオが来られへん時間帯にしか利用しません。アオが来たらすぐに店を出ます。わかってください・・・。俺も真剣なんです。真剣に守りたいんです。お願いします・・・。」

 

 

ハルが頭を下げて終わったと思われる幕切れでした・・・。

 

 

 

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