西田敏行、玉山鉄二。
森の中で白骨化した死体と犬の死骸が見つかり、両親を亡くし祖父に育てられた主人公はその死体を判明しようとレシートの足取りを追う。主人公は過去に犬を両親の代わりに飼ってもらってたが、もっと遊んであげたらよかったと後悔をしていたことから休日をとり車で向かう。途中、家庭の居場所のないオーディションに落ちた女の子が同乗する。それぞれの場所で記憶されていて、だまされたりして、最終的にはお金とガソリンがなくなり、キャンプ場で過ごしていたことがわかる。途中、離婚した家族の元も訪れており、会社をクビになったことにより次第に幸せな家族がつぶれていく。最後は行けば去れるのに犬は死体のところに半年もいて、主人公はその犬と死体の主の思いを感じる。女の子ももう一度家に戻って頑張ることにする。主人公も捨て犬をみつけて飼うことにする。
★7
ストーリーが並行にすすんでいき、ひきこまれる。あんなに幸せだった家庭が最後は犬とふたりになり、人生のはかなさを感じる。死にたくない、といいながら死んでいき、自分の正体がわからないように全てを焼く。そんな気持ちは自分もよくわかる。孤独の中で死にいく現実。