蒼井優、山崎努

認知症が始まった父親に対して2年毎のストーリー。長女は夫の仕事で海外にいるが、一切英語になじまなく、子供の反抗期もあって困ってしまう。次女は彼氏が地方に帰り、自分自身も料理を仕事にしようとするが、キッチンカーはもうからず、同級生と恋仲になるも元妻のところへ向かわれてしまう。そんなまわりの話が進みながら、認知症で訳のわからないことを言い出す父親がなんか可愛らしく演じられている。漢字だけは忘れなく、孫は漢字マスターと祖父に子供の頃になつく。介護をしながらも、奥さん、ふたりの娘の母は網膜剥離となり、夫のことがあって断っていたが、入院して同じ病院に夫も入院してくる。ラストはそんないろんな関わりがありながらも二人の娘は幸せになっていく。長女は旦那さんから温かいセリフをもらい、子供は不登校となるも、学校からの面談で祖父の話をする。祖父は最後は人工呼吸器の話となり、娘と母親は生きる方を選ぶことにする。

★5

認知症はまわりにとって迷惑になることもあるが、子供のようでまわりをほっこりさせるようなこともある。そんな家族の進み方を映画はみせてくれる。