横浜流星、清原果那

主人公はアルバイトで水墨画に見入ってしまう。そこに巨匠に声をかけられ、その生徒になる。水墨画に没頭するが、そこにいた孫娘はあまり巨匠に声かけられていないらしくイライラしていた。主人公の友達はきれいな孫娘に学校での講師になってほしいことを願い、主人公も含めて没頭していく。巨匠が急に倒れ、駆けつける主人公と孫娘だが、冷たい巨匠のセリフに孫娘はいなくなってしまう。また、災害で家族を亡くした主人公は、捨て台詞をはいて家を出て、災害時に電話かけてきた妹にでなかったこともあり、それにとらわれていてだが、孫様と現地に行き、現実と向き合う。右腕が使えなくなった巨匠のことを知り、孫娘も家に帰り、おかえりという巨匠の言葉に心を入れ直し、ふたりは大賞と新人賞をとることとなる。

★7

仲違いをにして災害時に電話に出なかったその思いは心をしめつけさせられる。心が水墨画に反映するという目立たないその世界をクローズアップするストーリーはなかなかのもの。