永作博美、西島秀俊
上司が自殺して、課長の今西が失踪してしまったため、会社から探すように言われる主人公。今西は全てパーフェクトな感じで、過去にいろんなことをアドバイスして解決していっていったが、微妙にみんな不幸になっていってる。浮気の相手と妻と一緒に生活させたりと。上司の自殺も自分が罪を被りながらも、結局上司を自殺させるように追い込んでいた。
子供の頃も調べていくと、愛人の息子でありながら義太夫の才能をもっていたが、本妻の子供に疎まれ、できないことを演じていた。そして最後の跡取りの披露のときに自分が出て行き、喝采を受け、跡取りの息子は全員を刺殺するようになる。
そんな過去をみながら、今西の車で主人公は自分の実家に行くとそこには今西が。過去のことを主人公は話し、今西は車で海に自ら突入しようとするが、子供の頃に失っていたガラス細工のおもちゃを発見して、喜ばしくそれを見る。全てが不幸になっていたが、今西が推していた漫画家はやっと賞をとる。
★5
すごい人間は直接しなくとも人を動かしていく。これは不幸につなげてしまったが、人を動かす手は持ち合わせるといいのだが、現実は難しいものなのかと。