斎藤工、趣里。
8年の連載が終わる漫画家。次のを考えると言いながらも、スタッフもやめてもらい、忙しくしてる漫画家の担当をしてる妻にも、全然自分に向き合ってくれていないと離婚を求める。ふらふらと風俗にいくようになり、ある女性と仲良くなり、一時的に祖母の病気のために田舎に一緒についていく。しかし、自分の正体がわかったら、サインを求めたりして何をしてたのかと思うようになる。妻は離婚になかなか応じなかったが、飼っていたネコが病気になったことで再度それぞれの気持ちをぶつける。ずっと漫画のみの人生で、昔の同級生にもあったり、漫画というのを嫌う主人公。でも漫画家として認めるだけと思い、そして再度漫画を書き出し、また売れるようになる。風俗の女性ともすれ違い、偉そうにまわりに態度をするが、ファンの感謝の言葉に、自分はそんな人間じゃないと落ち込む。
★6
ひとつのことをやってきて、何か他のことを求め、また元のところに戻る。自分はなんなんだろうという周りとの関係も見直していく。その空虚な気持ちは、今の自分の気持ちにも似ている。しかし行く道は同じところにしかないのかも。