エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ
ホーキング博士のストーリー。大学でずばぬけた論文を書く博士は、発症してしまい、落ち込んでしまう。しかしそういう状態でも彼女は結婚をしてくれる。だんだん歩けなくなっていき、赤ちゃんの子供に大丈夫だよと言いながら苦しんでいく。そしてブラックホールの仮説を述べて脚光を浴びる。助けも得ずに面倒をみている妻に母は聖歌隊へ行くようにさせ、子供のピアノの教師として妻を亡くした男性を迎える。しかし、三人目の子供ができ、その男性の子供と疑われ、男性は去っていく。その際に好きだと言い合うふたり。博士は海外に行くときに妻に、その男性と家族でキャンプに行くことをすすめ、ふたりの時間を作ってしまう。そして博士は倒れ、命を救うかわりに、言葉を失う。しかし目で文字を追い、音声をあげれるようになり、ウィットにとんだ会話をするようになる。そして自分を介護してくれる女性と海外に行くといい、妻が男性とふたりになるようにしてあげる。これまでたくさん束縛してしまったと思い。最後はブラックホールにもつながる時間というテーマに、自分の人生、家族をオーバーラップしたシーンが流れる。
★10
深い。時間というテーマを重ね合わせて素晴らしい仕上がりになってる。体が動かなくなってしまって健康的な男性に行く妻に普通は嫌な気持ちになるが、そんな気持ちにはならない。愛といえど、やはり束縛してしまった重みは解放される結末が正しいように思える。決して美化もしていなく、みんな悪くなく、素敵なストーリーかと思う。ここまでうごけなくとも、素晴らしい人生を楽しんでいる。