ラストレシピ 麒麟の舌の記憶
お客や従業員のことも振りかえず、お店はつぶれる。中国の料理人よりある料理人のレシピを探して欲しいと依頼される。探していくと、その料理人は日本軍に依頼され、日本の誇れる料理を依頼される。しかし天皇がくるときに毒をもった料理を発見し、中国人になすりつける計画を聞いて、レシピを焼いてしまう。その料理人は、下についていた中国人をスパイといい追い出して逃げさせて、日本軍につかまる。そして逃げてくださいという軍の料理人の言葉をさえぎり、銃殺される。新しく書かれたレシピはその料理人の娘に渡るが、それを守ろうとして、火事の中で死んでしまう。そしてそれが主人公の自分の母親とわかる。主人公はお世話になった孤児院の院長の葬儀も行かなかったため、友人が案を出して院長がもっていたレシピを主人公に探させていた。レシピや院長の手紙を読み、再びレシピを元に友人とお店をひらく。最初は堅い映画かと思っていたが、レシピを中心にドラマティックな映画だった。
二宮和也、西島秀俊、綾野剛
★★★★
ストイックに料理をしていく中に、時代にまきこまれていく悲しいストーリー。