「だれかの木琴」
美容室の若い美容師にメールしたり、お礼のものを届けたり、あげくに自宅まで訪問する主婦。旦那とは決して仲が悪くはなく、夫婦関係もあって、美容師との想像の中でも旦那さんとの関係を妄想したりする。美容師の彼女のお店に服を買いにきたりと、彼女は怒り、主婦の家に文句を言いにまで行く。主婦の夫は、行きずりの女性と関係をもつが、妻の行動にも不信を感じながらも、文句に来た美容師の彼女に対し、そんなことはしないと追い払う。主婦の娘も同じ美容室に通うが、髪を短くしたりする母親に対し、美容師に近寄らないように言う。母親はあなただけの母親じゃないと娘に言う。行きずりの女性からも家庭を大事にと言われ、美容師の彼女が乗り込んできてからはまた普通に戻る。浮気をするつもりもないが、家族に隠しながらも寄っていく家庭をもった女性の姿。
常盤貴子、池松壮亮、佐津川愛美
★★★
家庭をもつと浮気をするわけではなく、母親だけでは満足できない女性の姿。