「沈黙法廷 下巻」
元彼が法廷に来たため、語らなかったが、弁護士が証人として元彼を呼んで気持ちを話したため、話してくれる。殺された老人は人生失敗だったのかなと語り、好きな花を見に行く箱根旅行に付き合う。倒れたため、宿泊も付き合い、寄り添ってしまう。元彼と付き合っていたため、裏切ったと思い、元彼の元を去る。法廷では、自分のまわりでは次々と人が死んでいくので、私は人を不幸にさせると語る。被疑者の陳述で、無罪となる。マスコミは彼女を連続殺人犯のようにとりたて、今回も情でくつがえったと報道しようとする。しかし、被害者の息子が犯人とわかる。不幸だらけの被疑者、名前もそれで変えていた。希望を失って生きていた。
永作博美、市原隼人、田中哲司
★★★★
人生すべて失敗だったという老人の言葉は悲しく、希望を失った被疑者も含め、人生を考えさせられる。