歩いても 歩いても
夫を亡くした女性とその子供と家族をもつ主人公。自分の親元に家族で帰省する。同じく帰省した姉夫婦、医者を退いた父、母と幸せそうに過ごす。しかしそれぞれの不用意な発言にいろいろびっくりさせられる。兄は海水浴場で人助けして死んでいて、そのお礼のために毎年、助けられた人は挨拶にくる。主人公がもういいいじゃないかというと、それくらいさせないと気が済まないと母言う。アルバイトで太っていて、父はなんでこんなやつのために死なないといけないんだと言う。医者になれなかった主人公は、反論する。また、母はふたりの子供をは作らないのかと、主人公の妻に聞きながら、上の子供もいるからおかしくなるから無理よねと発言する。幸せそうな家庭の中にもいろいろ嫌な部分が見え隠れする。今度は日帰りにしようなと主人公の家族は自分の家に帰っていく。
阿部寛、樹木希林、夏川結衣、原田芳雄。★★★★
親の心、人の価値。混在して見え隠れする。