海賊とよばれた男
石油で会社を盛り立てようとする主人公の店主。儲けすぎて、石油を統制する会社から疎まれてしまう。また、結婚相手からは置き手紙があり、家から去られてしまう。戦後、石油の輸入が止まり、統制する会社にも突き放され、外国のメジャーに石油取引先をどんどん切られていく。外国の資本を入れたくないため、危ないイラクへ自社の船を送る。止まれと言われたが、自国の主張をして難を逃れる。社員のひとりは交渉に行く途中、軍の飛行機に乗せてもらったため、爆撃され、死んでしまう。ラジオの修理などもしながら、イラクの石油を入れることで成功していく。そして歳をとり亡くなる前に、元妻は邪魔にならないように実家に戻り、生涯ひとりであったことを知る。人に厚く、外国に負けない、頑固な男の人生のストーリー。
岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか。
★★★
全くだめな石油の地下に社員とともに、自分も楽しそうだからやらせてくれと、社長ながら泥だらけになりながら加わる姿。現場の大切さであり、部下はついてくる。頑固でピンチも多いが、人が助けてくれる。