終の信託(ついのしんたく)

東大出身の女医で、医者と不倫していたが、他の女性といて別れてしまう。そのため、睡眠薬を飲んで自殺騒ぎを起こしてしまう。喘息で入院の中年の男性の話に心が救われていく。恋愛は他から見れば喜劇というのや、満州で小さい妹が目の前で弾が当たって死んでいく話など。妹は苦しんでいるのを親が子守唄を聞かせてあげて、最後は苦しさから逃れたことに安堵していた。喘息でずっと苦しんでいたので、延命はしないことを女医に託す。子供は病院にあまり来ず、妻にもそれが託せず、最後はチューブを家族の許可を得て女医に外してもらう。しかし、訴えられ、検事にかなり責められ、逮捕される。死というものに対してすすんでいくが、最初の妹の話は染み入る話だったが、最後は検事の名誉のための詰めだけで話はすすんでいく。
草刈民代、役所広司、大沢たかお。
★★★
死ぬときは視覚をまず失って、最後に聴覚が残るので、語りかけてあげることが大事。