Wiiが半年で200万以上を売り上げるヒット商品となり、
ブルーオーシャンという言葉を目にする機会が増えた。
ブルーオーシャンとは競争のない世界という意味で、メーカーにとっての桃源郷である。
ゲーム業界で言えば、性能競争から脱却し独自の価値観を作ったと言われる任天堂がこれで、
逆にレッドオーシャンとは熾烈な競争で体力勝負を行っている世界であり
性能を追求したハードを作ったマイクロソフトやSCEがこれに当たると言われているのだが・・・。
たしかに、一部の知的水準の低い人間は任天堂がブルーオーシャン戦略に成功したと思うだろう。
Wiiリモコンを生み出し、ハード性能の向上ではなし得ない価値観を創出したのだと、
まるで自分の手柄のように鼻息を荒くしてるが、まったく気色の悪い連中だ。
まだ自分たちが斬り捨てられたことに気づいていない愚鈍な脳味噌には失笑せざるをえない。
任天堂は本当にブルーオーシャン戦略を成功させたのだろうか。
俺が以前から口を酸っぱくして言っているだろう。
任天堂はハードに無知な連中に、ただリモコンをつけ性能はGCレベルのままのWiiを、
なんとGCの三倍の価格で売りつけることにしたのだ。
そんなしょうもない商品を消費者に売りつけるために任天堂が何をしたか。
そう、CMでつまらないソフトが魅力的に見えるよう過剰に煽り、
さらにブームを生み出すために店頭では意図的に品切れ状態を作り客を煽りまくったのだ。
入荷されたらすぐ買ってしまうように。
今になって皆さんもお気づきだろう。
事実上リモコン扱いのはじめてのWiiを除けばそれ以外にはWiiスポーツが突出して売れている。
つまり、多くの消費者がWii+はじめてのWii+Wiiスポーツで終了しているのだ。
我々ゲームファンの間ではこんな言葉がある。
「ハードを買うのは欲しいソフトが三本出たら」
当然だね。
しかしWiiはどうだろう。
実質リモコン扱いのはじめてのWiiを除けばWiiスポーツしか買っていないユーザーが圧倒的で、
なぜ新規層と呼ばれる層がWiiスポーツをやるだけのためにWiiを購入したか説明できるだろうか。
これがブームである。
任天堂が意図的にブームを作り上げ、消費者の判断力を鈍らせ買わせることを重視した結果、
Wiiは半年足らずで200万台を軽く超える売り上げを達成したのだ。
これでWiiが決して商品の魅力で売れたのではないことが理解できるだろう。
すぐに飽きるという声が多く、実際にローンチタイトル以外さっぱり売れてないことからも明らかだ。
ブルーオーシャン戦略に話を戻そう。
Wiiで任天堂がブルーオーシャン戦略に成功したとするのはまったくもって的外れだ。
Wiiリモコンに価値が?
はぁ?
ならば、なぜWiiスポーツしか売れないいびつな市場が出来上がってしまったのだろうか。
ブルーオーシャン戦略とは、新しい価値基準を商品の魅力で作り上げるものであり、
任天堂のように卑劣な手口で消費者を煽り、くだらない商品を売りつけることをいうのではない。
ブルーオーシャン=革命といった印象操作をしたいがために必死なWii擁護派。
そんな彼らはこれからWiiでどんなゲームを楽しみ、いつになったら感想を聞かせてくれるのだろうか。
任天堂がブルーオーシャン戦略で勝利をもぎ取ったと主張するならば、
その商品を楽しんでいるユーザー代表として生の声を聞かせていただきたいものだね。
売上ランキングを常に気にする彼らは、いったいどれだけゲームを買っているのだろうか。爆笑