注意事項:上から目線は落とされます。
衛生指導に来たコンサルがその態度だったら嫌ですよね。
困っているからコンサルタントに発注を行うことと考えましょう。
男性はしわのないスーツ、女性はスカート(時代錯誤)が必要です。
コンサルタントとして指導に行く風貌でない場合もおとされます。
髭、髪型等
筆記試験の内容はほぼ聞かれません。
筆記試験は前年度の改正内容ですが、口述試験は直近の改正も視野に
入れていないと落ちます。
普段の実務の内容、最新の法令を交えて、指導する立場での回答を
求められます。
言葉使いは敬語でなくても問題ありませんでした。
分かり易く伝えることが重要です。
有機則24条、安衛則592条・・と言っても分かりにくいですね。
面接官は癖のある事業所の担当者で、衛生管理者のように知識もある
けど、直前まで現場作業を行っていた労働者として考えてください。
2024年度(2025/1末)東京での受験です。合格と登録済みです。
1.室内は、面接官3人と向い合せで行います。
2.面接官と受験者の間(距離感)はおおよそ3m程度
3.左からコンサルタント(コ左)、労安衛研(コ中)、厚労省(右)から各1名
(昨年度は、横並び、一昨年は配置が違ったそうです)
4.入室後、荷物を置く台があるので、荷物を置き、椅子へ移動
5.受験番号、氏名、衛生の実務経験を述べる
実務経験については、2025年度から受験申請書に記入するため、変更となる
可能性がある
6.実務経験は最も長い実務の年数でよい。
私の場合、作業環境測定士16年、アスベストの気中濃度測定18年→18年
7.時間が限られているため、質問に移ります。
質問・回答・望ましい回答や記憶しておく事がある場合の順で記載
以下、(コ・中・厚)で表示します。
(中)作業環境測定士として16年の実務経験があるわけですが、改善した内容はありますか?
外付け式の排気装置で第3管理区分となった作業場所において、すぐにできる囲い式に変更を行った。実際は監督署への届出等も必要であるが、労働者のばく露量を減らすため、また中小企業では金銭的な余裕もないと言われることも多いため、この方法をとっている。大企業の場合は、代替物への変更もお願いしている。
局排の届出は、新規および変更届は必要、廃止届は不要です。特別則では現行の制度に則る必要がありますが、RA対象物質は濃度基準値以下にすれば良いので、間違えないように注意。代替物の変更が最も最初に検討する事、マスクは最後と考える。
中小企業は受託生産であることが多く、自ら代替物への変更がほぼ不可能であることも考えて発言する。
(中)代替物への変更とあったが、どのようなものがあるか?
印刷所で使用されているトルエンは管理濃度が低いほうなので、ノントルに変更できるかを確認している。
トルエンは最も使用量が多く、昔からいる労働者が最も使用している。管理濃度もメタノールが200ppmに対し、20ppmであることからも有害、混合有機溶剤での評価に対するウエイトも大きい事であることが判断できる。ノントルエンは、通称ノントルなので、通称で言ったほうが現場を分かっているように聞こえる。
現場を知らない人は指導できないという事を示す必要がある。
(中)管理濃度だけをみて判断しているのですか?
管理濃度だけでなく、作業環境測定の結果も確認しているが、第3管理区分となった場所で女性も働いていた事実があり、女性則も考慮している。
女性則は、メタノール、トルエン、キシレンを使用した作業場所で第3管理区分となった場合や、安全上危険な作業、また生殖に有害となる場合を規制しています。衛生の試験ですので、衛生に関係する内容に絞って発言する必要があります。
中小の客先では質問される回数が多いですが、女性の年齢はこの規則に関係ありません。
(コ)先ほど、囲い式といわれましたが、粉じんが発生している現場で上方式フードがついていた場合、どうしますか?
フードから発散源までビニールシート等を垂らし、開口面をできるだけ、発散源に近づける。どの位の距離まで下す必要があるかについては設計経験が少ないのではっきりとは言えない。局排を担当している労働衛生コンサルタントに確認する方法や易しい局排等で確認する必要がある。下に製品が流れているのであれば、4方を垂らすのではなく2方でも構わないと考える。
上方式フード(キャノピー型)は熱源に対してはレシーバー型となりますが、熱を持たないもの、有機溶剤では使用を避けるべき排気装置であることを考えます。そうすると、開口面を手元にすれば、ばく露を減らせます。排気装置の能力も外付けから囲い式になるので向上が見込めます。作業環境測定での経験上、2方で濃度が下がった事がありましたので、その事業所を思い出しながら回答を行いました。
(コ)先ほど粉じんの話があったが局所排気装置で粉じんによる能力の低下があったときにどこが原因だと思う?
粉じんは水などを使って湿潤化するので、ダクトのつまりが考えられる。ダクトは点検口から内部を確認する。またろ材への堆積、集塵機の下に粉じんがたまっている可能性もあるので、そこも点検する。
質問が限定的であるので、それについて回答する。抽象的な場合は、面接官に具体的な内容で回答してい良いか確認を行う。
(コ)ではダクトの点検口がない場合、どのように点検しますか?
弊社では労働衛生コンサルタントのいる部署で、このような点検を行っているので経験が少ないのですが、依然行った事例では、ダクトを木槌を用いて音の違いで確認を行っています。
易さ局で点検口の件が記載されていますが、H20の定期自主検査指針にも方法が記載されています。実経験を述べやすいと思います。
(厚)一人親方や事業所内で働く下請けさんに対して、コンサルタントしてどのように指導する?
一昨年だったと思いますが、同事業所で働くすべての労働者に対し、危険性や使用している物質について、周知する法律が施行された。ただ、請負については親事業者から請負労働者へ直接指導はできないので、その労働者が在籍する請負事業所に労働者への教育を行うよう、指導する必要がある。また第3管理区分の結果は掲示する必要があるので、それらを指導する。
請負と派遣で、指示系統が異なる。請負労働者は、親事業者(事業所の持ち主)が請負事業所に場所と仕事を提供しているのに対し、派遣労働者は仕事を提供されている。
派遣労働者に対しては直接指導ができるが、請負事業者は請負事業所による指導・教育が必要。R7/1月末にこの法律が改正されているので、確認が必要。
多くの工場で請負と派遣が混じっているので、測定士なら知っている必要がある。
(厚)ほかにもこのような容器(ペットボトル)に2日間以上置いておくと、ラベルが必要(GHSラベルと口をはさんでしまう)で、でもGHSラベルが貼ってあったとしても間違える可能性がありますが、どのように指導しますか?
過去に間違って飲用してしまった事例がありますので、ほかの容器に移すように指導します。
面接官の机にはお茶ではなく、ラベルのないペットボトルに入った水がおかれていました。直前に衛生工学衛生管理者の講習を受講しており、事例として紹介されていましたので、その講義内容をそのまま回答しました。
(厚)どのような容器が良いでしょうか?
明らかに薬品が入っていそうなポリ瓶等が良いと思います。
模範解答は、SDSに記載されている容器の種類が正答だったようです。長い経験のあるコンサルタントから回答を賜りました。
(厚)中小企業でニトリルの手袋を使用して未知の薬品を使用していた場合、コンサルタントとしてどのように指導しますか?
まず、ニトリルの手袋は有機溶剤等の薬品も含めほとんど使用できない。現状、ポリエチレンの手袋以外で安くて使い捨てができる手袋がない。またLLDPE、直鎖状ポリエチレンという構造だったと思いますが、トラスコ、モノタロウ等でこの表示をしている購入先が現状ではない。LLDPEであるかどうか不明で本当はよくないのですが、食品用のポリエチレン手袋を重ねて装着してもらうよう、指導します。
クリエイトシンプル(CS)3.1.2では、保護具の種類が出ています。皮膚等のマニュアルもR7/2月に第2版もでています。また、現在は一部サイトでは厚みと構造も記載されています。エクセルシートで自分で検索できる事、SDSで確認できる事も知っている必要があります。LLDPE、EVOHは多層フィルムですが価格が天と地の差です。現場で多く使用されている手袋は把握しておきましょう。重ねて着用は、マニュアルでもOKとなっています。
(中)では、追加で質問します。
未知の薬品が中小企業で使用されていたとした場合、コンサルタントして何を指導しますか?
まず使用場所を排気装置などのある場所でとりあえずという言い方はあまり良くはないですが、使い捨てマスクを着用してもらいます。取り替え式があれば尚良しですが、すぐに購入できると思えず、また使い捨て式マスクも最近では内側に密着しやすい層があるものもあるので、それらをまず着用してもらいます。
質問と回答の中に面接官が欲しい単語がない場合、追加の質問が来ます。
追加の質問に答えられれば、ほぼ合格と先輩コンサルから言われています。
この時点で答えられていないため、もう一度聞かれました。
(中)もう一度、まず何をしますか?
SDSを見て、リスクアセスメントをクリエイトシンプル等で実施します。中小企業の担当ができない可能性もあるため、私も一緒になって行うようにします。
今回の面接官の欲しかった単語は、SDS、リスクアセスメントでした。
(中)では、以上で終了です。
一応、作業環境測定士を推してみましたが、面接官は局所排気装置による改善のプロです。
作業環境測定士だからと言って、測定しているだけでは落ちます。
健康管理までは必要ないですが、作業環境管理、作業管理についてそれぞれの対策方法を検討する必要があり、自分の経験を交えて発言する必要があります。
一般論は簡単に論破されます。
濃度基準値の指針(R5.4.27)から2年連続で筆記試験の問題が出題されています。
先輩のコンサルタントには、CD測定の欠点について意見を求められた方もいるため、RAについて触れていけると尚よいのではないでしょうか。