さて少し前までは源さんの超韋駄天が右打ちの早さで話題になっていましたが、更に話題となる台が出てきましたね。

『とある魔術の禁書目録』

個人的にはラノベの1巻から読んでいた作品なのでそれなりに思い入れはあります。アニメは見てないけど……。

特筆すべきはそのスペックでしょう。
ヘソから100%でSTに入り、約79%の継続率。
更には通常時800回転で遊タイム到達で1214回の電サポが受けられます。

更には右当たりの7割が1500発(実出玉1400玉)と振り分け負けもしにくい、超安定型の台と言えるかと思います。

元々の作品人気もあるでしょうが、ほぼ満席で打てない事が多い台ではあります。北斗無双ばりのロングヒットを予感させる台ではないかと思います。

右打ち時の1回辺りの平均出玉は1088玉。
平均連チャンは4.76回。
初当たり1回辺りの期待出玉は、約4450玉と20/kで319を回した時の約4000玉より多い時点で甘さも感じられるでしょう。


北斗無双の場合は、右打ちの平均1456玉。
平均連チャン数3.7回。期待出玉は、4771.2玉となっていて北斗無双の方が多くなっています。
更には北斗無双はラッシュに入った時の恩恵が大きいので、一撃性は高いです。
その分、ラッシュに入れなかった時の出玉は840玉とかなり厳しくなってます。

逆に禁書の場合は、100%STと遊タイム機能があるおかげで、ムラが少なくなっています。
それでも約8割の継続率、7割のマックス出玉があるので一撃万発もそれなりには狙える台ではあります。



で、気をつけて欲しい部分をいくつか。
平均連チャンは4.76となっていますが、初当たりの半分は3連以内に終わります。
これは、79%継続というのを考えた時、
2連する確率が79%
3連する確率は、0.79×0.79=0.6241 62%
4連する確率は、0.62×0.79=0.493 49%
と、4連の時点で5割を切ってしまうからですね。

パチンコの連チャンって思ったより続かないと思われるのはこの辺ですね。
最低は単発で1ですが、続く時は10連、20連もあり得るので、その平均を取ると体感より多く出る感じになります。

それでも均一にならしていくと、平均値に近づいていくので最初は下ブレしていたとしても、一発大連チャンを掴めば逆転は可能ということ……。
北斗無双に比べるとムラは少ないんで、大負けが続くという事はないかと思います。


続いてカスタム。
結構細かくカスタムできるので、演出の好みを選べる台になっています。

ただ掲示板で不満に上がっている「シンプル」モードですが、この機能を誤解している人が多いようです。

まずこのモードは、先読み演出を減らした分、先読みの信頼度が上がります。
この先読みを減らすという中には、保留変化や入賞時フラッシュなどの中で、弱SP(アニューぜ達の前半止まり)への発展レベルのものは先読みを行わないという感じです。

決してリーチが減るわけではないのです。
この辺は時間辺りの出玉制限があるのに、モードによって演出が早くなるとかしたら、ゲーム性にバラつきが出てしまうからですね。
なのでどのモード、どのカスタムを選んでも、早くなる訳じゃありません。

そして先読みが発生したとしても、当たる訳じゃないです。
これは一発告知系のカスタムと組み合わせる事ができる時点で、先読み=当たりではないと分かってもらえるかと。
実践上は、強SPへの保証くらいかなと感じました。
(アニューゼ達の後半、神の右席)

期待させられた上での激熱外しが嫌だという人は、素直に一発告知やエアーのカスタムをしてください。
一発告知を設定していても、変動最初で確定音が鳴る事は少なく、最後のボタンが表示される時にエアーが吹くとか、割とドキドキ、突発感は残ります。
……まあ、個人的にはもっと早く知らせてくれたら演出を堪能できるのにとは思いますが。


で、先読みが抑えられるとなると、先読みが発生しなかった時点で、リーチが掛かってもそれは期待できないリーチに感じてしまうので、
「当たらないのに長々と演出を見せられる」
という感覚に陥りやすくなります。

どんなリーチでも期待したいと思う人は、シンプルは選ばない方がいいでしょう。



現時点ではほぼ満席で、放っておいても客がつく状況だけに釘が厳しい台が多いです。
さらにはムラが少なく抑えられた台でもあるので、ボーダーに届かなかったら勝ち目が薄い台という事でもあります。

本当に台を楽しみたいのであれば、今は静観して客が離れ始める頃を待つのが吉かなとは思います。

個人的にはボーダー22くらいでストレスなく回せるくらいが良かったですかね〜。