前回の更新からなんと9ヶ月が経ちました。

 
ずぼらママの図書室から
ずぼらすぎるママの図書室へ
改名しようかしら。
 
 
こんばんは、ずぼら司書の
吉田 明日香です。
 
久しぶりの投稿で失礼します。
 
本日は、懺悔も含め
司書らしく『本の紹介』を
させてください。
 
 
 
小野不由美さんの
「十二国記シリーズ」
 
知る人ぞ知る
大人気の小説です。
 
 
私は、十二国記シリーズと
今年の7月に初めて出会いました。
 
小説好きの職場の先輩が
本がぼろぼろになるまで
何度も何度も読んだという
このシリーズは、
 
今年(2019年)の10月と11月に
なんと18年ぶりの新作長編が
4冊出るという発表があり
ファンの間では大きな話題になっていたそうです。
 
そんな魅力的な本をぜひ読んでみたい♪
ということで
 
開いたが最後。。。ドはまりしました。
 
 
ドはまりしました!!!(2回目)
 
 
7月から駆け抜けて
既存本(計11冊)を二周読み終え
そして11月、新作4冊を読み終えました。
 
 
分類はおそらくファンタジーです。
日本の女子高生が異世界(十二国記の世界)へ
行くところから始まりますが、
 
きれいごとは全く通用しない。
良いも悪いも人間の心をこんなにも巧みに
表現している作品にどんどん引き込まれていきました。
ストーリーも本当に秀逸。
 
 
いろんな登場人物が出てきますが
自分のことと重ねてなんど顔を覆いたくなったことか。。。
 
以前、読書好きの友人が
読んだ本を「色のイメージ」で伝えてくれたのですが
 
十二国記シリーズは色でいうと
 
「赤黒い」
 
と言っていました。
まさにそんなイメージの本だと思いました。
 
そしてその赤黒さの中から
生きる力、勇気、希望をもらえる本です。
 
「生きる」ということ
 
この5か月間
十二国記の世界にどっぷり浸かって
生きて生きて帰還した感覚。
 
 
「わたしたちが忘れていたことが、ここにある。
人が人として生きる上の本分とはなにか。
信義とはなにか。人を信じるとはなにか。
そういう太いテーマがこのシリーズの底に力強くながれている」
(月の影 影の海(下) 解説より)
 
 
できれば思春期の時期に読みたかったなとも思いました。
人間形成にかなり影響したのではないかとも思う。
 
ただ、この年で出会ったのも
小野不由美さんのメッセージが心にズシズシと響くのも
「今」であったからこそなのだろうなとも思います。
 
私も、
本がぼろぼろになるまで
また読んでしまうのだろうな。
 
 
・・・・・・
 
☆もし少し興味が沸いてちょっと読んでみようかな?という方へ☆
 
1冊目はぜひ
「月の影 影の海」から読んでもらいたいです。
 
上下ありますが、上でくじけず
必ず「下」も読んでくださいね♪
(ちょっとくじけそうになるかもしれないので、、、笑)
 
「下」まで読んで初めて
きっと十二国記の世界をたっぷり楽しめます。
 
(あっ。表紙からしてなんだかダメ~!!という方はいます??
この表紙本当侮れないんですよ、挿絵も。
何度も何度も見返したくなるくらい好きになります。笑)
 
 
☆「月の影(上・下)を読んでもっと読みたいと思って頂けた方へ☆
 
「魔性の子」を読む順番に迷ったら
ぜひ声かけてください♪
 
・・・・・
 
ちなみに全シリーズ本当に好きで甲乙つけがたいですが
あえて言うならば「図南の翼」と「華胥の幽夢」がとても好きです。
 
 
あぁ。
十二国記シリーズを読んでいる方と
あれやこれやお話したいです♪