前回に続き、なぜピルコンで「フェロー」という「仲間」を意味するボランティアスタッフと共に講演活動をしているのか?という話です。

一つ目は、「持続可能な性教育のシステムを作りたい」ということから。

二つ目の理由は、、、、

2.楽しい性教育がしたい!!!音譜です!!




苦しいこと、苦手なこと、恥ずかしいことはできれば皆、避けたいと思います。

楽しいことは皆、好きです。


性に関わること、恋愛や家族が増えていくことは、本来「楽しいこと」「嬉しいこと」「幸せなこと」そして「大事なこと」だと思います。
物事を広める時にとても大事な要素です。楽しさは伝染します。


私は、医療者でも、教職者でもないです。

ただ、性について考えたり、学んだり、自分自身もつらいことも、うれしいことも、裏切られたり裏切ったり、いろんな体験もしました。

我慢、脅しから行動制限をさせる性教育には疑問を感じます。
自分の思春期を考えても、そんな時間は、過ごしたくないと思います。

そして、いくら上から押さえつけても、意思決定をするのは本人自身です。
その本人にいつでもくっついて面倒見られるわけではないです。

実際、めっちゃ家が厳しくて男女交際禁止・門限10時の大学生が、それでも彼とナイショで関係を結んでいる、という例を知っています。。
本音と建前が子どもの頃からあると思います。

「教える」という上の立場ではなく「知識を共有して一緒に考える」「自分を不幸にしない意思決定ができるようにする」というスタイルの学びの場をつくりたい。


そして、一人ではなく、同じ思いを持つ、いろんなバックグラウンドの仲間たちとそういう場がつくれたら、楽しそう。

もちろん、中絶や性感染症のリスクの話もしますし、楽しいなんていってられないほど性的に過酷な環境にいるハイリスクの子もいたりします。


けど、楽しい人生、幸せな人生を歩んでほしい、という話を暗く話しても響かなくないですか!?

「もっと性のこと、知ってみたい!」

と思ってもらえるような場を、まずは自分たちも楽しみながら、作っていきたい。

だから、私の「スタッフ」でも「お手伝い」でもなく「仲間」なんです。



ちなみに、ピルコンのフェローで希望者には、社会人フェローが学生フェローの今後の目指したいキャリアを聞きながら、ピルコンの目標設定を一緒に考えるというメンター制度も導入しています。

ピルコンを卒業する人もこれからどんどん出てくると思いますが、ピルコンという場を、フェロー自身も楽しみながら、自分の望む人生に近づくステップにしてほしい。
そして、パートナーシップや自分自身も見直し、リプロダクティブヘルスにおいてもウェルビーイングラブラブな人生を送ってほしい。

そう思っていますにひひ