2014年、あけましたね。おめでとうございます。



今回の年末年始は実家の親が旅行で不在のため、東京で過ごしました。
友達からチケットをお譲りいただき、31日には猪木ボンバイエ大会を旦那と旦那の友達と初観覧!
ガチの試合は2-3本くらいで、あとは猪木劇場って感じでしたが、それはそれでおもしろかったです^^!

そのあとは六本木のバーで飲んで、マドラウンジのカウントダウンイベントで年越しというチャラいスタートを切れました。

ブログを見返してもいろいろあった昨年ですが、先日見た映画の感想と共に本年の抱負をば。



先日、「かぐや姫の物語」というジブリの高畑勲監督の映画を見に行きました。
賛否両論あって、映画館で見るかどうかけっこう迷ったのですが、見に行ってよかった!!!と思う映画で、かつ、見た後に心に残るものがある、作品でした。

一枚一枚が水彩画の作品としても楽しめるほどの絵が組み合わさって、静の中から「動」や「生」を感じさせる表現手法の完成度が素晴らしい、ということと、現代につながる死生観を考えさせられる内容でした。

内容は竹取物語に沿ったもので、特に目新しさや裏切りはないのですが(ネタばれすんません)、監督なりの解釈や登場人物の感情の描き方などにオリジナリティがありました。

仏教の「輪廻転生」や「解脱」がテーマとして描かれていて、かつて浄土真宗のお坊さんに「人生はもともと苦しいもの。四苦八苦しながら、悟りを開くのが現世なのです。」っていうのを思い出しました。

今までの人生を振り返ってきて、幸せな瞬間もあれば、しんどいことも多々ありました。

「だれも悪人はいないのに、だれも自分を含めてだれかを不幸にしたいなんて願っていないのに、思わぬ不幸が我が身や周りにふりかかる」ことも自分も体験をしたし、他の人もそうなってきたのを見てきました。

学生時代、インターンで出会ったとても大好きな女友達がいて、その子は同じインターンで出会った彼とお付き合いしているところで妊娠し、中絶し、彼からのデートDVを受け、ストーカー行為を受け、結婚まで考えたのに、彼のことを愛しているのに別れる選択をしました。

また、彼との子どもの妊娠が分かったのは、彼と別れた後だったという人もいて、出産した人、中絶した人、それぞれ見てきました。
結婚し、出産した人は「子どもはかわいいけど、もう彼と身体の関係を一生持つ気はない。子どものためを思って離婚はしないけど。」という人もいれば、「私が結婚・出産したのは私のワガママだから」と夫が家事や育児参加をしないのを容認し、働きながらも一心不乱に完璧な母であることを目指す人もいます。

とても素敵で美人だなーと思う女友達から、「元彼とその前の元彼が共謀して、うちに押しかけてレイプされた。けど、共通の友達もいるから警察沙汰にはできないし、悔しいけど、なかったことにするしかない」と聞いたこともあれば、「子どもに恵まれず、3回も流産して、子宮筋腫があって自分は不育症だと分かった」という女性の話も聞いたこともあります。




年を重ねれば重ねるほど、だれもが思うこと。


「こんなはずではなかった・・・」
「わたしは何のために生きているのか?」



どれだけ努力をしても、幸せを望んでも、不本意なことはちょっとしたことで起こるものなのだと思います。

「なぜ、この人が、こんな目にあわなければいけないのか・・・」と、私も思うことが多くありました。みんな不幸なことはあまり口にはしないけど、だれもが多少なり大変な体験を持っていると思います。

けど、この前テレビで「大変なこともあったけど、大変=不幸ではない。」という言う人もいました。

不本意なことや苦しいことを試練と思い、それを自分の中の学びとして乗り越えていく。

それが私自身の「現世」観かなと思います。死後の世界まではよく分からないけど、いただいた命の中で、自分のできることを表現しながら、大切な人と幸せな環境をつくっていきたいなーと思っています。

映画の中でヒロインに感じた違和感は「現実を受け入れて納得するか、自分の理想にむかってチャレンジするかどっちつかずのまま、ただ絶望する」ということです。

現実を受け入れること、流れの中で自分自身を納得させていくことも時には必要で、それでも我慢ができないのなら、新しい道を自分で切り拓くしかない。
受身なら受身なりに。能動なら能動なりの生き方がある中で、絶望だけはしないで進んでいきたいと思います。

ということで、今年の新年の抱負は、昨年築いてきた土台や学びを元に、仕組みをデザインし、実行する一年にしたいと思います!!!

今年も宜しくお願いしますー!


初詣の築地本願寺ー!