3月2日に第4回となるRe:Programを開催しました！
Re:Programとは、リプロダクティブヘルス関連のNPOやボランティア、学生サークルとその活動に興味を持つ方を対象とする情報交換＆交流イベント。
リプロダクティブヘルスについての理解を深めると共に、性の健康や女性の健康支援・自尊心向上に関わる取り組みの共有と、その活動に興味がある一般市民の方達を含めた交流・ネットワーキングを 目的としています。
今回は感染症予防の第一人者、堀成美氏の性感染症予防啓発の現状と課題についてと、ワークショップデザイナー田中絢也氏によるワークショップデザイン入門の講座を実施。後半は各団体による活動発表行いました。
堀成美さんの講演「感染症リスクマネジメント「性感染症」のトリセツ」。
堀さんのお話の内容はとにかくエビデンス、証拠や数字があるものベースでとにかくロジカル。
感染症対策として、対象者にはなして終わり、ではなく、次のアクションをいかにとらせるようにするかが重要というお話にうんうんと思わずうなづきます。
感染症の中でも性感染症はあまり取り沙汰されることはないけれど、死亡・重症化につながったり、パートナーや母子感染でより自体が深刻化することも。
性感染症ケアの枠組みとしては、
①感染しない：知識・情報・リソースの提供
②早期受診・治療：検査、治療、パートナー検査、HIV検査
③長期的な健康管理：悪化予防、再感染・2次感染予防
の３つの予防フェーズに別れます。
対策として、検査・治療、性行為・性的接触でコンドームを使ったバリア法、ワクチン接種があり、個人における感染リスクマネジメントとしては、コンドームを使用してリスクを減らす、相手の数・機会そのものを減らす、ワクチンを接種してリスクを減らすということがあります。
性感染症を単に「こわいもの」と脅すのではなく、「個人のリスク管理」の中で「予防行動を選択させる」ことが大事なことだと思いました。
また、中学校で堀さんはよく予防教育の外部講師としてお話されているのですが、初回性交の延期（少しでも遅い方が安全）をさせるロジックとして愛とか正しさではなく、「お金がかかる」と言うそうです。
中絶をすれば15万円、遅れれば30万円ほど必要。出産するとしたら、もっとお金は必要。そんなお金、すぐ用意できますか？
新生児が病気にかからないために検診、予防接種をしながら、きちんと発達に応じて世話をしていなかればならない。それができますか？
というと、若い子は「簡単にセックスしてはいけないと思う」という感想文を書いてくれるそうです。なるほど。
日本ではHIV予防啓発の声がとても大きいですが、年間1500人ほどの感染者。クラミジアや淋病などの性感染症は、もっと多い数で、10人に1人は罹患しているといいます。
クラミジア・淋病は自覚症状がないこともあり、不妊にもつながる病気なので、少子化対策としても予防と定期的な検診が必要。
女性は一度でもゴムなしの性行為をしたことがあるのなら、婦人科で検診をおすすめします。
また、HPVワクチンも大事ですが、肝臓がん予防になるB型肝炎のワクチンも是非広めてほしいとのことです。諸外国では、定期接種になっているB型肝炎ワクチンは、日本ではリスクのある人だけに行われています。
最新の感染症の数の動向は、国立感染症研究所の動向調査週報で見られます！
続いてワークショップデザイナーの田中さん。
時間を区切って集中的にアイディアを出し、集約させるワークショップを体験しながら、ポイントを教えていただきました。
ピルコンでもワークショップ型のイベントをよく開催しています。ただ聞くだけではなくて、自分の意見を出したり、他の人と共有したり、思考を深めることで、イベントの満足感が全然違ったりするんですよね。
自団体のMTGにも使えるし、イベントでも使えそう！と実践的な内容でとてもありがたかったです。
そして、各団体の活動発表。
ピルコン染矢の発表。
スライドやグッズがかわいい！とお褒めの言葉をいただきました。
今後は行動変容やアクションにつなげられるイベントデザイン頑張ります。
思春期保健＆男子の性についてご活躍中のLink-R柳田さん。
最近はラジオ番組をトライアル中だとか。癒されること間違いなし。
ぷれいす東京 大人の女性部門の和田さん。私も何度が参加させていただいたのですが、大人の女性がきちんと知識をつけてポジティブに性を楽しむというかっこよさが伝わりました！
最後はシンドイ女性たちの働くを支援するGrowAsPeopleの角間さん。
社会問題の構造をきちんと分析しながら、クリエイティブな打ち手を実施している姿はさすが！という感じ。もっとお話聞きたかった～！
そんなこんなで、時間がぱつぱつの中、無事終了。
最後は交流会で堀さん、田中さんも含めて打ち上げ！
次回は1日がかりとかで、もっとじっくりやってもいいなーと思いました。
次回Re:Programは今年の夏くらいに開催できればと思っています＾＾
Re:Programとは、リプロダクティブヘルス関連のNPOやボランティア、学生サークルとその活動に興味を持つ方を対象とする情報交換＆交流イベント。
リプロダクティブヘルスについての理解を深めると共に、性の健康や女性の健康支援・自尊心向上に関わる取り組みの共有と、その活動に興味がある一般市民の方達を含めた交流・ネットワーキングを 目的としています。
今回は感染症予防の第一人者、堀成美氏の性感染症予防啓発の現状と課題についてと、ワークショップデザイナー田中絢也氏によるワークショップデザイン入門の講座を実施。後半は各団体による活動発表行いました。
堀成美さんの講演「感染症リスクマネジメント「性感染症」のトリセツ」。
堀さんのお話の内容はとにかくエビデンス、証拠や数字があるものベースでとにかくロジカル。
感染症対策として、対象者にはなして終わり、ではなく、次のアクションをいかにとらせるようにするかが重要というお話にうんうんと思わずうなづきます。
感染症の中でも性感染症はあまり取り沙汰されることはないけれど、死亡・重症化につながったり、パートナーや母子感染でより自体が深刻化することも。
性感染症ケアの枠組みとしては、
①感染しない：知識・情報・リソースの提供
②早期受診・治療：検査、治療、パートナー検査、HIV検査
③長期的な健康管理：悪化予防、再感染・2次感染予防
の３つの予防フェーズに別れます。
対策として、検査・治療、性行為・性的接触でコンドームを使ったバリア法、ワクチン接種があり、個人における感染リスクマネジメントとしては、コンドームを使用してリスクを減らす、相手の数・機会そのものを減らす、ワクチンを接種してリスクを減らすということがあります。
性感染症を単に「こわいもの」と脅すのではなく、「個人のリスク管理」の中で「予防行動を選択させる」ことが大事なことだと思いました。
また、中学校で堀さんはよく予防教育の外部講師としてお話されているのですが、初回性交の延期（少しでも遅い方が安全）をさせるロジックとして愛とか正しさではなく、「お金がかかる」と言うそうです。
中絶をすれば15万円、遅れれば30万円ほど必要。出産するとしたら、もっとお金は必要。そんなお金、すぐ用意できますか？
新生児が病気にかからないために検診、予防接種をしながら、きちんと発達に応じて世話をしていなかればならない。それができますか？
というと、若い子は「簡単にセックスしてはいけないと思う」という感想文を書いてくれるそうです。なるほど。
日本ではHIV予防啓発の声がとても大きいですが、年間1500人ほどの感染者。クラミジアや淋病などの性感染症は、もっと多い数で、10人に1人は罹患しているといいます。
クラミジア・淋病は自覚症状がないこともあり、不妊にもつながる病気なので、少子化対策としても予防と定期的な検診が必要。
女性は一度でもゴムなしの性行為をしたことがあるのなら、婦人科で検診をおすすめします。
また、HPVワクチンも大事ですが、肝臓がん予防になるB型肝炎のワクチンも是非広めてほしいとのことです。諸外国では、定期接種になっているB型肝炎ワクチンは、日本ではリスクのある人だけに行われています。
最新の感染症の数の動向は、国立感染症研究所の動向調査週報で見られます！
続いてワークショップデザイナーの田中さん。
時間を区切って集中的にアイディアを出し、集約させるワークショップを体験しながら、ポイントを教えていただきました。
ピルコンでもワークショップ型のイベントをよく開催しています。ただ聞くだけではなくて、自分の意見を出したり、他の人と共有したり、思考を深めることで、イベントの満足感が全然違ったりするんですよね。
自団体のMTGにも使えるし、イベントでも使えそう！と実践的な内容でとてもありがたかったです。
そして、各団体の活動発表。
ピルコン染矢の発表。
スライドやグッズがかわいい！とお褒めの言葉をいただきました。
今後は行動変容やアクションにつなげられるイベントデザイン頑張ります。
思春期保健＆男子の性についてご活躍中のLink-R柳田さん。
最近はラジオ番組をトライアル中だとか。癒されること間違いなし。
ぷれいす東京 大人の女性部門の和田さん。私も何度が参加させていただいたのですが、大人の女性がきちんと知識をつけてポジティブに性を楽しむというかっこよさが伝わりました！
最後はシンドイ女性たちの働くを支援するGrowAsPeopleの角間さん。
社会問題の構造をきちんと分析しながら、クリエイティブな打ち手を実施している姿はさすが！という感じ。もっとお話聞きたかった～！
そんなこんなで、時間がぱつぱつの中、無事終了。
最後は交流会で堀さん、田中さんも含めて打ち上げ！
次回は1日がかりとかで、もっとじっくりやってもいいなーと思いました。
次回Re:Programは今年の夏くらいに開催できればと思っています＾＾