いつもの場所近く、ウグイスが囀っています。
そっと近くに寄って、薄暗い崖下を覗き込んだとたん、
数オクターブ高いところからキキキキキキ・キキッチョ・キキッチョ・・・
警戒の囀りを残して、対岸に飛ばれてしまいました。
これ、鶯の谷渡りと呼ばれる囀りなんだと思いますが・・
対岸の木の梢で、豆粒のようなシルエットで再び囀りはじめます。
♪ボケ・ホイ(ぼけ、じいさん)・・私をからかっているな・・すると、
すかさず♪ギョイ(御意)・・♪ヨーホイ・・♪ホーホケキョ・・と続く
ので、又遣られてしまったかと・・
どうも抜き足、差し足、忍び足の心算が靴底を刷る摩擦音で
バレバレなんでしょう。
すると今度はケッ・ケーンとキジのホロ打ち音が近くで聴こえました。
崖下を下流方向へ見え隠れしながら、速足で歩いて行きます。