三姉妹の長女と。


彼女は、生後1週間で大学病院受診。

遺伝子異常にて、甲状腺炎機能低下症と診断。

以来、14年目になる。


幸いな事に、成長期に定量のホルモンを補充してあげる事で問題なく成長できた。


彼女は、たった2歳でお姉ちゃんになり、

4歳になった頃には、二人の妹が居た。


私の母には、感謝しきれないほどお世話になった。


でもやっぱり、我慢する事や寂しい事も多かった長女。


大学病院への通院は、ママを独占出来る唯一の時間「ママとデート」の、特別時間。

痛い採血もスムーズに出来る頃には

それはそれは、楽しい時間だった。

私もリフレッシュさせてもらったなぁ。


とは言え、三人連れて行かなければならない時も、もちろんあって、

ビービー泣いていた子が小学一年生になる頃には下の二人の案内係になり、迷子にならない様にしっかり手を繋ぎ守ってくれていた。

沢山助けてもらったな。


そんな彼女から出てくる思い出話しは、三姉妹で来た時のエピソードばかり。

珍道中を面白可笑しく話している時がとても楽しい幸せな時間だよね。

と、同時に、痛く怖いイメージが色濃く残っていない事にも安堵した。


そんな思い出話しをしながら、

あと4年もしたら、車の免許を取得出来て、自分で運転して来る事になるのよね。


嬉しい様な、寂しい様な。


あと、何回、長女と病院デート出来るかな。


今じゃ、私の方が楽しみにしているよ。