こんばんは

明日香です。

 

僕が感想を書く記念すべき第1冊目の小説は

藤宮カズキ先生著、ファルまろ先生イラストの

『僕と君だけに聖夜は来ない』です。

 

本屋で手に取って帯を見た瞬間「これは面白いだろう」と確信して即買いしました。

そして実際面白かったです。( ̄▽ ̄)

 

この作品は両想いの二人がクリスマスイブにデートをし、思いを伝えあうところから始まります。

しかしながら想いを通わせる、すなわちヒロインであるなつみ(画像の子です)が主人公に「好きだ」と伝えることがトリガーとなり

なつみは死を遂げ、主人公は12月22日にリープしてしまうという謎の現象に晒されることとなります。

主人公は大好きななつみの死を避けるために奔走していく...という話です。

 

両想いでありながらなつみの告白=なつみの死という絶望的なパラドックスには何度となく心が痛み、読んでいてとてもつらかったです。

都度挟まる二人の仲睦まじい会話でさえもこの後起こるであろう悲劇を前にするとなんとも空虚に感じました。

何度繰り返してもあらゆる手段を試してもなつみに告白されてしまい眼前で死なれ、心が荒んでいく様子はとても痛々しかったです。

ぶっちゃけ作者はサイコパスじゃねーのとか思いました。(笑)

 

しかし幾多の絶望とリープの先にも主人公がなつみのことを一心に思い続ける姿。

そしてそれほど愛するなつみとともに未来を過ごしていくため、リープを抜け出そうとする姿。

それらは本当に格好よくて読み耽ってしまいました。

 

リープものといえば最近だとリゼロやCharlotteとかがありますがまったく違う切り口ですごく楽しめました。

リープものが好きな人は楽しめると思います。

しかしながら謳い文句の切ない青春SFっていうのを期待すると話の重さにしんどくなるかもしれないです。(笑)

 

あとイラストについてですがファルまろ先生というイラストレーターは初めて聞いたんですがかなり良かったです。

表紙もそうですが淡い色使いが何とも言えない哀愁を感じさせ、作品の世界観にマッチしているなと思います。

途中に挟まる挿絵も重いストーリーにあるオアシスのような感じで映えてました。

 

絶対に好きと言われてはならないというあまりにも残酷で悲しいラブストーリー。

興味を持っていただけたならぜひ読んでほしい作品です。

 

それでは

 

 

2018-1-6