最近、幼児の転落事故が続いている。

ベランダから、や、出窓から、や、

転落場所は色々のようだが、

そもそも落ちる可能性のある場所を潰しておく、という事は必要なのではないか。



昔、栃木の社宅に住んでいた頃、

古い団地タイプの建物の4階だった。

娘が3歳位の頃だったと思うが、

下の階に回覧板を渡しに行った。


入れ違いにダンナが帰ってきたが、

その僅か数分の間に、

彼女は冷蔵庫の前にダイニングの椅子を運び、

更にその上に洗面台の踏み台を起き、

更にその上に子供用の小さな椅子を置いて、

その上に乗っていたらしい。


ダンナが、「お前何してんねん」と言ったら、

「えっ、何もしてない💦」と答えたそうだが、

その態勢で何もしてない、はかなり無理がある。


当時の冷蔵庫は、冷凍室が一番上にあったので、

明らかに登って開けて、

アイスクリームを取ろうと思ったらしい。



3段も積んだ物の上に乗って、

バランスを崩したら転落して怪我をするかもしれない。

勿論親の見ている所でそんなことをした事は無かった。


だからといってやらないとは限らないのだ。


まあ元々彼女は危ない事をやりがちなタイプだったので、

ベランダには一切物を置かなかった。

昔は家で飲むのも瓶ビールをよく買ったものだったが、

(配達してくれたので)

ビールケースそのものが踏み台になってしまうので、

缶にして室内置きをするようになった。



出窓から落ちるケースは、

その出窓に乗ってしまう事で起きる事が多い。

また、ベビーベッドが窓際に置いてあって、

網戸を突き破ってしまったり外れたりして落ちる場合もある。


子供は思いもよらない事をするし、

昨日できなかった、やらなかった事が、

今日もできない、とは限らない。


子供を亡くす事以上に悲しいことは無い、と思っているので、

可能な限り、危険は回避して欲しい。

特に幼児は頭が重いので、

重心が落下方面に移動すれば、

いとも簡単に転落してしまう。



少しの注意で防げる事故もあるのだ。

もう誰も悲しい思いをし、

自分を責め続ける毎日を送らなくて済むように、

子供のいる環境に、最大限の留意を。