今日は京都の五山の送り火。
コロナがまた増加している中、
するかしないか、
するならどんな形でするか、
地元の方は何度も話し合いを持たれ、
結局点火するポイントを減らして実施することにされたそうだ。
送り火、は、
お盆であの世から戻ってきた人を、
また送り出す儀式。
そうして死者はあの世とこの世を往復する、という事になっている。
だが、その真意は、
亡き人に思いを馳せる、という事なのだと思う。
だから、炎の量は関係無い。
そこに火を点けて、
送ろうとする事自体が重要なのだ。
よく言われるのが、人は2度死ぬ、という言葉。
1度目は肉体が死んだ時。
2度目は、その人の事を思い出す人が、
誰もいなくなった時。
1度目の死は、誰にも平等に訪れるけれど、
2度目の死は、とても個人差がある。
だから、私は身の回りの人が亡くなれば、
頻繁に思い出すようにしている。
そうすることで、
繋がり続けていると思えるから。
今日でお盆も終わり。
別にお盆だから、とかは関係ないけれど、
それでも、思いを寄せるのに相応しい日、ではある。
普段忙しくて、ゆっくり考えている暇の無い人でも、
今日くらいは、亡き人の事を思い出してみてはどうだろう。
思い続ける限り、
亡くなった人とも、
ずっと一緒にいられるような気がしているので。