連投失礼します。
2015年台湾。
衣装・結髪は京都松竹さんでお世話になった方々が揃っていらっしゃいました。
葬儀のシーンも、地域に伝わる風習を熟知した日本人スタッフさんによって緻密に再現。まるで京都のオープンセットに身を置いているようでした。
＂rodrigo wife＂と記された役名。
武家出身の妻として rodrigoの後半生を支え、葬儀の日には、まわりに気づかれぬようクロスを握らせるという繊細で語り過ぎない演出をスコセッシ監督につけていただきました。
いつかは「セリフの無い、身に付けた技術を駆使して表現する役を演りたい」と思い続けた甲斐があった、それもスコセッシ監督作品で叶えられるなんて。
諦めることをしないで良かったと、当時、つくづく噛み締めたものでした。
『沈黙サイレンス』
力だめしの旅でした。
※写真：娘盛りを過ぎた頃〜老年（特殊メイクを施す）