※写真②:10年前・映画『闇金ウシジマくん』ブリーチしたあとプリン頭にする為、黒のヘアファンデーションを塗る分量を調節。監督こだわりのヘアスタイルに
51才になりました。
おかげさまで来年は芸歴40年。
「ふざけて児童劇団に申込書を送り続けるならやめろ!」と父に怒鳴られ、「ふざけてなんかない!」と怒鳴り返したあの日が懐かしく思い出されます。鼻っぱしらだけは強い11才でした。
児童劇団に入って最初の仕事は
『新熱中時代宣言』のエキストラ。榊原郁恵さん主演のドラマでした。
セーラー服を着てあっちの廊下、こっちの廊下と歩き、挨拶や返事がテキパキできた私は助監督さんに気にいられ、カメラ前を横切る大チャンスをいただきました。(顔が映るんですもの嬉しかった)
その現場での振舞いが児童劇団マネージャー部に入り、それをきっかけにセリフのある役をいただき、2時間ドラマや連続ドラマ、バラエティ番組、企業CMなどに出演させていただく機会へとつなげていくことができました。
今の私があるのは、あの時の助監督さんのおかげ。一報を入れてくださったから、数多いる卵たちの中から掬い上げてもらえた。
掬い上げてくれたのは若手マネージャーの岩渕さん。岩渕さんは優しく厳しく、生意気盛りの10代の言動や行動をバッサバッサと斬っては、俳優になるならそんな振舞いは通用しないぞと一喝してくれる方でした。
オフィスメイに移籍して間もない頃、渋谷の交差点で信号待ちをしていたら、
「あ、あすか!いや、今は黒沢あすかさんだ。活躍してるね〜見たよ『あすなろ白書』最高だったよ!応援してます。じゃぁ!」と言って、宮益坂を登っていかれました。
「はい!ありがとうございます!」
それしか言えなかった短い再会。今でもあの交差点に立つと頭の中でリピートされます。
この交差点だけじゃない。
芸歴年数分の思い出があの街この街にある。
人様のお気持ちがあってこそ生かされる世界。
関わってくださる皆様、応援してくださる皆々様のおかげで俳優を続けられています。感謝してもしきれません。
ありがとうございます。
今日は夕飯を作らなくていいそう。
何か用意してくれるみたい。
楽しみです☺️