【世界の中の日本映画ーフランスの視点から】
〜ポストメジャースタジオ時代の日本映画(1980〜2020)を考える〜
『愛について、東京』観てきました。スクリーンで観るのは初号試写以来。
よく演ってました。
スクリーンの中をゴムボールのように弾み、監督のおっしゃった「大地の匂い」を纏い、自分はアイリンの要素を持ち合わせていたんだなと。
それと同時に『カンゾー先生』出演が立ち消えてしまった理由も分かりました。アイリンを演じた自分では"万波ソノ子"は当てはまらない。。。
(※カンゾー先生は北村和夫さんでした)
30年経ち、今村昌平監督が告げてくださった言葉を理解できました。
今の事務所に移籍して間もない頃、今村プロダクションからマネージャーに連絡が入りました。決定していた役は無かったことに、と。
マネージャーから伝えられ、急なことに混乱。
なぜ?どうして?のループから抜け出せなくなり、監督の口から直接聞かないと納得できませんとうったえ、面会できる時間を作っていただきました。
今村監督からは「あなたは女になってしまった」と。
その後も何かを言ってくださっていましたが、耳を塞がれているような感覚と砂嵐のようなノイズに包まれ、どうやって帰宅したのかさえ覚えていません。
月日が経って、今村プロダクションの女性プロデューサー飯野さんが「ごめんね、あすか」と、映画の舞台になるであろう渡嘉敷島へ自費で連れて行ってくれました。長い間、待たせていたのにごめんね、と。
『愛について、東京』を観に行って、まさか30年前の出来事を思い出すことになるなんて。
今村監督、監督に言われたこと、この目で確認してきました。その通りだと私も思いました(笑)
アテネ・フランセ文化センターを出て、水道橋駅に向かう歩道橋から見えた落下傘のアトラクション。
30年か〜🤭
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