「セーラー服と機関銃」(1981年)
相米慎二 監督作品
私が10才になろうという時に公開された名作
「人間の証明」「戦国自衛隊」「時をかける少女」・・・
角川映画に魅せられていたなぁ
でも私はリアルタイムで「セーラー服と機関銃」を観てはいない
テレビ放送されるのを待っていた派
劇場に行けるほどお金を持っていなかったし、
バスや電車の乗り継ぎに不安があって、藤沢駅に出掛ける勇気がなかった
テレビ放送された時、画面に映し出される薬師丸さんに"ゴロッとしたじゃがいものような人だ"と感想をもった
観終わったあとには最初の印象など吹っ飛び、
なぜ薬師丸さんが選ばれたのか、子供心に分かった気がした
"化ける"
そう。化ける人が選ばれるんだ
お話の最後にはキラキラしていられる事が大事なんだって
忘れられない作品のひとつとなった
そして
マセていた私は渡瀬恒彦さんと風祭ゆきさんの絡みをみて、
大人の男の野生にズキッときて、どっきんどっきんしたこと
女は色っぽい必要がある、とミョーに力の入った考えになった記憶がある
その影響かどうかはもう忘れているが
中学生から
ブルージーンズに白シャツ、ハイヒールをつらぬき
母親にかわいくない!と、
かなり嫌がられたことはしっかり覚えている