観たくてウズウズしていた映画。
肉体改造したナタリー・ポートマン。
くもりのない、バレエ一筋で生きてきた女性・ニナを演じているナタリー・ポートマンの肉体は、
しなやかでありながら、磨き抜かれた鋼を私にイメージさせました。
その存在自体がすでに‘白鳥’としての佇まいを兼ね備えているナタリー・ポートマン。
特殊メイクも素晴らしく、妖しい黒鳥ぶりが魅力的でした。
なのに残念に思ったのは、
‘黒鳥’としての踊りが、やや少なく感じたこと。
もっと私は観たかったぁ~。
舞台監督を演じるヴァンサン・カッセルから、
「白鳥は踊れても、黒鳥を踊ることは君には無理だ」と言い渡され奮起。
そして主役の座を射止める。
ノドから手が出るほど「白鳥の湖」を演じたがり、
その苦悩と共に、幻覚に怯え震えた日々を乗り越えた黒鳥の舞い。
だからこそ、こっくりと踊って魅せて欲しかった。
(私も「嫌われ松子の一生」で黒い羽を付けて、ちょぴっと踊ってるんです~(苦笑))
帰りは‘アジアンまんま’という名のご飯を食べて
「ブラックスワン」の話に花が咲きました~。