伽耶とは、1世紀~6世紀中頃にかけて朝鮮半島の中南部において散在していた小国群の総称です。

今回、朝鮮半島に存在した古代伽耶を代表する7つの古墳群を12月中旬に3泊4日で歴史散策してきましたので、数回に分けて紹介したいと思います。韓国の世界遺産「伽耶古墳群を巡る」もいよいよ、最終回となりました。

(行程)

〇四日目

世界遺産・テソンドン古墳群・国立金海博物館見学ー伽耶の遺跡地見学ー釜山空港ー関西空港

 

⑦世界遺産・テソンドン古墳群・伽耶の遺跡地見学と国立金海博物館見学

テソンドン古墳群は、標高22,6mの丘陵上に136基あります。丘陵の稜線部には、王の墓があり傾斜面には身分が低い人達の墓が形成されています。およそ、3世紀後半〜5世紀前半にかけて形成された金官伽耶支配者達の墓と考えられています。

発掘調査により、3世紀末に初めて人と馬を殉葬し武器を副葬する習慣が行われたようです。

隣接する博物館では、巴形銅器・筒形銅器・各種碧玉製の石製品等、古代の日本との交流がわかる物が展示してありました。

古墳群見学後、丘陵上にある伽耶時代の復元された高床式家屋や住居を見学しました。

この丘陵は、伽耶の始祖である首露王が降臨したと伝えられているいるところです。

頂上部には、紀元前4世紀のものとみられる支石墓があり亀の頭の形をしていることから亀首峰と言われています。

奈良県明日香村にある亀石の原型なのでしょうか、大変驚きました。

最後に、国立金海博物館に行きました。伽耶の文化と礫をテーマにした考古学専門博物館です。展示品は、ほとんど伽耶遺跡調査で出土したものです。さすが国立博物館で、見どころ満載の博物館でした。

伽耶諸国は、4世紀~6世紀にかけて朝鮮半島南部で鉄資源を基盤に栄えた小国家連合でしたが、百済と新羅の圧迫をうけ最終的には、562年に大伽耶が新羅に併合され滅亡しました。

今回見学した7つの伽耶古墳群は、2023年に世界遺産に指定されました。

今回、3泊4日の7つの伽耶古墳群巡る旅でしたが、どこの古墳群もとてもよく整備され、隣接する博物館は全て無料でした。展示品から、古代日本との関係がとても深かったことがわかりました。

また、こういう機会がありましたら是非参加したいと思います!